さあ語ろう。医者の人生論

435 ：sage：2022/11/14(月) 22:12:33.37 ID:9HasibOi.net

>>433
「還暦近くなると男はみなそうなるのか」というより「医者に特有なのか」の方が正解だと思う。
もっと言うなら、医者とか、幼いころに神童と言われた人に特有なこと。
神童だから、人並外れた業績を上げられるはずだったのに、ショボい開業医とかに納まってしまっている。
あの若い日の希望に満ち溢れた自分、周囲の期待、末は博士か大臣かが、こんなありふれた毎日を送る人になったなんて。
ココで重要なのは、こんなデカダンスへの忌諱は、かなり普遍的なことだということ。
フローベールだかボードレールだかが、友人にあてた手紙で
「だからこそあなたはもっと困難な課題に取り組みなさい、それが倦怠から逃れる唯一の手段なのだから」
というのがあった（正確な引用は思い出せない）。
多少の金持ちになっても、しょせんはちょっといい家や車を所有するにすぎない。
愛人がいても、そいつは自分に惚れてるのではなく金に惚れているにすぎない。
そもそも、愛人とかいると気を遣わないといけないからプライベートの安らぎが減る。
ファーストクラスに乗っても、わずか数時間で価値がなくなる。
でかい家屋敷に住んでも、手入れに時間がとられる。立って半畳、寝て一畳、天下をとっても二合半。