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ゼノブレイド2発売1周年&アプデキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

40 :名無しさん必死だな:2018/12/01(土) 10:23:44.51 ID:Hn7O3Mv/0.net
ゼノコンプ発症する設定も公開されてるやで。本スレからコピペ

SIREN
セイレーンとは、地球低軌道上のオービタルリングで開発されたデバイス(機動端末兵器群)の一機種である。デバイスの大きな特徴として挙げられるのは、人類によって設計開発されたものではないということだ。
それはトリニティ・プロセッサーという人工知性群が、ゲートを中核とした兵器群を構成する端末としてデザインしたものである。言い換えるならば、巨大な自律システムの細胞のひとつとして、発生したものなのだ。
そのため、人類の営為によって進化してきた兵器体系とは、まったく異なる思想のもとに産み出されている。オービタルリングに拠点を持つ、アオイドスという巨大学術機関がある。
このアオイドスの前身は、とある大学の一研究室に過ぎなかった。だが、そこに在籍する研究員が二十一世紀初頭、アフリカにてとある磁気異常物質を発見した。
後にゲートと呼ばれることになるこの物質は、当初、発掘年代にそぐわないオーパーツとしてのみ注目されていた。だが研究が進むにつれて、エネルギー保存則を無視した一種の永久機関であり、それこそが磁気異常の源泉であることが証明される。
そのため、統合政府は専任の研究機関を設立、これが莫大な予算と人員とを必要とした結果、アオイドスが誕生した。アオイドスが設立十年後に提出した中間報告によると、ゲートは字義通りに“門”であった。
つまり、多元宇宙論的にいうところの複数の宇宙を接続する、扉の機能を有していたのである。
この“マルチパース・ジョイント”が地表に存在し、なんらかの事故を起こした場合、地球全体に大被害をもらたらすであろうことは想像に難くない。
この時期、統合政府は赤道上に三基の軌道塔ビーン・ストーク(第一タワー:ラダマンティス、第二タワー:アイアコス、第三タワー:ミーノース)を建造、それらの低軌道部分を接続することでオービタルリングを形成するプロジェクトを推進していた。
このプロジェクトの立案者こそアオイドスであり、地表から離れた場所でゲートの研究を進める拠点として、オービタルリングが用意されたのだった。
その研究拠点において、ゲートを管理するために育成されたのが、合議型人工知性群トリニティ・プロセッサーだ。
生体素子を採用したプロセッサーが、異なる仮想空間で育成されることにより、個性を獲得一その合議によってゲートを管理するシステムである。
トリニティ・プロセッサーは人の判断によらずして、ゲートを管理運営するためのシステムを拡張していった。その過程で、ゲートとオービタルリングを自衛するための兵器群がデザインされたのも必然であったのだろう。
統合政府に従わめ勢力が、公然とゲートの引き渡しを要求してくるのが、当時の状況であったからだ。こうして誕生したデバイスは、人間が産み出した兵器とは異なる、いくつもの特徴を持っていた。
たとえばデバイスには内燃機関が存在しない。スレイブ・ジェネレイターと名づけられた、ゲートから駆動出力を転送されるシステムが組み込まれているからだ。
デバイスの胴体部には、ゲートを模した形状の翠玉色のクリスタルが埋め込まれているが、これがスレイブ・ジェネレイターのレシーバー(受信機)である。
中でもセイレーン型デバイスには、スレイプ・ジェネレイターに直結した荷電粒子照射器が搭載されており、ここから大出力ビーム砲撃が可能である。
いや、むしろスレイブ・ジェネレイター直結型荷電粒子砲に、いくつかの支援装備を組み込んだだけの端末とも呼べるだろう。
トリニティ・プロセッサーが敵性体に対して、光の刃を放つためだけにデザインした、美しくシンプルなデバイス。それがセイレーンだ。人類とは異なる知性の営為が、そこにはある。

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