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キングコング西野公論 400

176 :アメブロ(2/4):2021/01/13(水) 15:11:19.13 ID:ZnYEJVnQ0.net
>>175続き)

そんなこんなで本題です。
今日は僕の人生を変えた「立川志の輔」師匠のお話です。

これは先月出版した『ゴミ人間』という本の中でも書かせてもらっているのですが、
テレビから軸足を抜くことを決めた25歳の頃、志の輔師匠の『志の輔らくご』を観たんです。
たしかパルコ劇場でやられていたと思います。本多劇場だったかな。

もともと僕は劇場生まれ劇場育ちの人間ですので、「落語」は身近にあったんですね。
当然、落語家さんと出番が前後することもありました。
なので、結構な数の落語を観てきた方だと思っていたのですが、僕の中では、
志の輔師匠の落語は他の落語と全然違って、とにかくエンターテイメントだったんです。
映画一本を観ているような。

最初に観たのは『ガラガラ』だったかな。
客足が遠のいてきた商店街が、起死回生をはかる為、歳末セールのガラガラ抽選会の1等商品を、
思い切って「世界一周豪華客船の旅」にするんですね。
そこにお金をかけすぎたから、2位以下の商品が1個ずつしか用意できなかったのですが、
そうまでしても1等の「目玉商品感」は大事なので、とにかくお金を絞り出して
「世界一周豪華客船の旅」をなんとか1つ用意するんです。

ところが、1等の「世界一周豪華客船の旅」が立て続けに2本出ちゃうんですね。
さっき、金の玉が出たのに、また、金の玉が出ちゃうんです。
「これはおかしい」ということで、ガラガラの業者に「金の玉が2個出たぞ。どういうことだ」とクレームを入れたところ
「そりゃ出るでしょうよ。だって注文表に、『一等=7』って書いていたじゃないですか?」と返ってくるんです。
言われて確認してみると、注文表に書いた一等の本数の「1」が、たしかに「7」っぽい(笑)。

でも、一等=7本、二等以下は全部1本って変じゃないですか?
「そこは汲みとれよ」と商店街のオジサン達はいうわけですが、時すでに遅しで、
ガラガラ抽選は「世界一周豪華客船の旅」を求めた大行列。
さあ、どうする?…というところから始まる物語ですが、とにかくメチャクチャ笑って、
そして、とっても優しい世界観だったんです。

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