■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
キングコング西野公論 387
- 893 :アメブロ(3/4):2020/08/09(日) 15:44:58.07 ID:227YSg3l0.net
- (>>892続き)
たとえば、僕は普段、理屈が通らないことをいくつかやっています。
ネットショップでサイン本の注文を受け付けていて、毎日サインを入れて、
レターパックに梱包して、郵便ポストに投函しているんです。
これをやるのに、結構な時間がかかるんですが、僕の時給を考えたら、
「だったら、その時間を使って、オンライン講演会か、コンサルの一つでもやって、
その売り上げの一部で絵本を買って、寄付すればいいじゃん。その方がコスパがいいじゃん」
となる。
理屈で言ったらそうなんです。そっちの方が正解なんですけど、
それでも僕は「いや、でも…」とか言いながら、今日もコツコツとサインを入れて、
梱包して、郵便ポストに投函してしまう。
最近、自分でも面白いなぁと思ったことがあって……
今、ニューヨークのオフブロードウェイでミュージカル「えんとつ町のプペル」を作っているんですね。
これ、僕が100%株主の株式会社NISHINOという会社が大元で旗を振って作っているのですが、
僕は、ミュージカルの脚本の使用料(印税みたいなやつ)が僕個人に入るようにしているんです。
当然、作家には印税が支払われてしかるべきですが、今回の場合、
ミュージカル「えんとつ町のプペル」の売り上げは(実質)僕が100%株主の会社に入っていて、
そこから僕に脚本印税が支払われるって、何か意味あります?
作家として頑張った分のお金が欲しければ、早い話、
会社から受け取る役員報酬の額をあげればいいだけの話なんです。
でも僕は「作家印税」という形で受け取りたい。
どうやら金額の問題じゃないんです。
形の問題なんです。
サイン本にしても、脚本の使用料にしても、理屈でいったら間違っているのですが、
なぜ僕がそれを選ぶかというと……特に僕なんかは「成果が見えにくい仕事」なんです。
畑を耕す仕事だったら、耕した分が目で確認できますが、
僕は朝から夜中まで考え続ける仕事で、それらは脳内で起きていることなので、
「はたして昨日よりも進んだのかどうなのか?」が分からない。
精神衛生上、あまりにも不健康なんです。不安なんです。
総レス数 1001
620 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200