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キングコング西野公論 329

781 :LINEブログ:2017/11/13(月) 09:32:05.74 ID:mU3Y5yaj0.net
https://www.facebook.com/AkihiroNishino.official/posts/767613350109696

よくもまぁ、毎日毎日、こんな長文を書けるもんですね。

https://lineblog.me/nishino/archives/9307547.html

誰が音楽を面白くさせているか?
2017/11/13 09:19

以前、僕の友人であり劇作家の川ちゃん(川尻恵太君)に、「ミュージカルって、なんで歌うの?」と質問をしたことがありました。
いわゆる、「そのまま会話を続ければ良くね?」というやつです。

その時の川ちゃんの意見がとても面白かったのです。
コチラ↓

「いろんな理由があると思うけど、そのうちの一つに『時間短縮』があると思う。たとえば、浦島太郎の歌。『♪むかしむかし
浦島は〜、助けた亀に連れられて〜、竜宮城へ来てみれば〜、絵にも描けない美しさ〜』…この20秒ぐらいの曲の内容を
会話劇にしちゃうと、20分ぐらいかかっちゃう。歌は情景や心情を曲調で伝えられるし、なにより、歌詞(セリフ)が、箇条書き
(説明口調)でも許される突破力があるんだよね。だから、極端に時間を短縮できる。2時間のミュージカルを全て会話で
やっちゃうと、6時間かかっちゃうかも」

なるほどです。さすが川ちゃん。

その視点で、あらためて歌を聴くと、たしかにたしかに、イントロのたった5秒を聴くだけで、その曲の世界が夏なのか冬なのか、
朝なのか夜なのか、恋愛中なのか失恋中なのかが分かります。

つまり、「音楽の情報量ってハンパねぇ!」という話です。

これに加えて、音楽のもう一つの強みについて。
今日はコチラが本題です。

以前、Mr.Childrenさんのライブに行きました。
音楽も演出も本当に素晴らしくて、最高すぎました。ミスチルちゃん、大好き!

その中で、『メインストリートに行こう』という、1993年にリリースされた懐かしい曲が演奏されて、僕はその演奏を聴きながら、
『メインストリートに行こう』を聴いていた1993年当時(中学1年)の思い出を思い出していたのです。
「あぁ、中1の時も楽しかったなぁ」と。

その楽しかった思い出が蘇った瞬間に、目の前で演奏されている『メインストリートに行こう』が更に楽しくなり、俄然輝きを
増すわけです。

他にも、たとえば、恋愛の曲や失恋の曲を聴くと、歌詞の内容に自分をダブらせて、その曲の魅力を更に深めていく作業を
僕らは自分達でやっています。

その曲を聴いていた頃の思い出を蘇らせることで、その曲が更に面白くなり、
その曲で歌われていることに自分をダブらせることで、その曲が更に面白くなります。

最後の最後の部分で、音楽を面白くしているのは、音楽を聴き人だという話です。


思い出を蘇らせたり、自分をダブらせたり、そういった『補完作業』ができればできるほど、音楽が面白くなると考えると、
たとえば、映画の劇中歌も、事前に知っておいた方が映画が更に面白くなると思うんです。

『アナ雪』なんかがそうですね。
新海誠さんの作品(大好き!)も、知っている曲がよく使われているので、すでに面白い映画が更に面白くなっています。

結論、何が言いたいかというと、映画『えんとつ町のプペル』の音楽(劇中歌)は、公開の1年前とかに発表しておいて、
皆に知っておいてた方が(その曲の思い出を作っといてもらった方が)、映画が面白くなるんじゃね?という話です。

本腰を入れて音楽活動をやってみます。

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