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キングコング西野公論 329

187 :LINEブログ(2/2):2017/11/01(水) 00:57:29.73 ID:h0Q/ujDc0.net
「作品にはお金を払ってください」と言いたい気持ちは痛いほど分かる。
当然だ。
どこかでマネタイズをしないと、作品を作り続けていくことはできない。
ただ、マネタイズのタイミングがここ数年で大きく変わった。

事実、「作品にはお金を払ってください」と主張する人達は、GoogleやTwitterを無料で利用しているだろう。
それでいて、Google社やTwitter社に一円も落ちていないかというと、そんなわけがない。
彼らはマネタイズのタイミングを後ろにズラして、キチンとお金を受け取っている。

出版業界は今、帰路に立たされている。
敵を見誤ってはいけない。
とくに文庫本のビジネスモデルは寿命を迎えていて、マネタイズのタイミングを本気で考える時期だ。

この時期に、「文庫本はお金を払って買ってください」と、お客さんのマインドを強要し始めたら、衰退が加速する。
お客さんの行動を決めるのはお客さんで、どの分野においても、お客さんへの“マインドの強要”が成功した歴史はない。

たとえば、『峠の茶屋』と『自動車』

その昔、峠越えは一日仕事で、休憩場所として茶屋が必要だったが、自動車か発明されて、峠で一休憩をすることが
なくなった。

その時、
「峠は自動車に乗らずに歩いて越えてください。そして、茶屋で一休憩をしてください。皆、もともとは、そうだったじゃ
ないですか!」
と、お客さんのマインドを強要した茶屋は潰れ、
『ドライブスルー』や『パーキングエリア』を提案した茶屋が生き残った。

よく「AIが人間の仕事を奪う」と言うが、違う。
AIは時代を前に進めているだけで、人間の仕事を奪うのは、前に進んだ時代を受け入れない人間だ。
アップデートを放棄した人間だ。

『適者生存』が生存競争の絶対ルールで、僕らは時代(環境)に抗ってはいけない。
何故なら、僕らは時代に抗えないからだ。

変化することを恐れず、変化に対してアンテナを張り続け、そして、時代と共存する。

『えんとつ町のプペル』を無料公開した時に、「無料公開するとは何事だ!」「作品にお金を払わせる意識(マインド)が
大切なのに!」と大変な批判を浴びた。
いつもようにアンチだけが騒いでいるのかと思いきや、わりかし賢そうな人まで一緒になってTwitter(無料アプリ)で
騒いでいて、
このままだと、かなりマズイことになると思ったので、『革命のファンファーレ 〜現代のお金と広告〜』を書いた。
「余計なおせっかい」とも言える。

走り書き(4日)で書いたので、その時、僕が覚えた危機感がそのまま投影されていると思う。

面白い世の中になることを心から望んでいます。

時代の声に耳を傾けて生きる。
よく分からなくなった時は『峠の茶屋』と『自動車』の話を思い出して欲しい。
もっとも、僕の作り話なんだけど。

どうしてこれだけ熱い文章を書いているかというと、飛行機の中で見た『チア☆ダン』に感動して機内で大号泣した直後
だからだ。
広瀬すずサンも中条あやみサンも皆頑張っていた。きたろうサンも頑張っていた。
全米一位おめでとうございます。
僕も頑張ります。

そんなこんなで、ただいま帰国しました。
明日からはチアダンサーになろうと思います。

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