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キングコング西野公論 323

414 :LINEブログ(2/3):2017/07/13(木) 10:39:52.62 ID:FYXfM1gd0.net
「金が成る木でもないし、知名度に比例してお金が集まるわけでもない」となってくると、いよいよクラウドファンディングでのお金の集め方が見え
づらくなってきたかとは思うが、大丈夫。
クラウドファンディングには、キチンと勝ち方がある。

《お金とは何か》
クラウドファンディングで勝つには、まずは教養として、
「お金とは何か?」
「クラウドファンディングとは何か?」
この二つの問いに対する答えを持っておかなければならない。
この答えは学校では教えてもらえない。

すべての職業の中で、経済から一番遠い場所で活動しているのが、社会を経験せずに職に就いた『学校の先生』だ。
受験に「お金」という問題が出ないもんだから、教える必要がない。学校の先生に一番必要のないスキルが「お金」だ。
ためしに、学校の先生を掴まえて「お金って何ですか?」と訊いてみるといい。ほとんどの先生が綺麗に泡を吹いて終わりだ。
元リクルートで、現在、奈良市立一条高等学校の校長先生に就いている藤原和博さんは、キチンと「お金」の話をしてくださるが(藤原さんの本、
超面白いから読んだ方がいい)、残念ながら、そんな先生は極々一部。

お金の正体を知らずに、お金を集められるわけがない。
クラウドファンディングの正体を知らずに、クラウドファンディングで勝てるわけがない。
ウダウダ語るのも面倒なので、結論を言う。

「お金」とは信用を数値化したものだ。

魚を100匹売りさばいた時に「この人は魚を100匹売りさばいた信用のおける人ですよー」という『信用証明書』が貰える。
その後、自転車が欲しければ、自分が持っている信用証明書と自転車を交換してもらう。
言うまでもないが、この信用証明書の名前が『お金』だ。

信用証明書(お金)の形は、貝殻から始まり、貨幣になり、紙幣になり、クレジットカードという"数値"になり…時代に合わせて変化してきた。
最初は稀少な素材で信用証明書が作られて、信用証明書の価値は素材そのもの(貝とか金とか)の価値とイコールであったが、「稀少な
素材がなかなか見つからねーよ」となって、希少でも何でもない素材が硬貨に混ぜられるようになり(これを「改鋳」っていうんだぜ!)、
「つーか、硬貨って重くね? 持ち歩くのに便利な紙にしね?」とか誰かが言い出して、信用証明書の"素材そのもの"の価値は綺麗サッパリ
無くなった。
昔は1万円が1万円で作られていたが、現在、1万円札は約20円で作られている。

このように形や素材の価値はコロコロ変われど、信用証明書(お金)を介して交換されているものは今も昔も変わらない。『信用』だ。
お金とは「信用を数値化したもの」である。

《クラウドファンディングとは何か?》
次にクラウドファンディングの正体について。
こちらもウダウダ語るのも面倒なので、結論から言うと、"クラウドファンディングとは信用をお金化する為の装置"だ。
同じ企画でも100万円集まる人と1円も集まらない人がいるが、両者の差は、企画者の信用量の差に他ならない。
この線で考えると、TVタレントとクラウドファンディングの相性がすこぶる悪い理由が説明できる。

《人気と認知の違い》
TVタレントのギャラの出元はスポンサーだ。
スポンサーが広告費(番組制作費)を出し、その一部がタレントのギャラとなっている
お金の出所がスポンサーなので、当然、タレントに求められるのは好感度だ。
好感度を獲得しにいくためには、たとえばマズイ料理を食べても「美味しい」と言わなければならない。嘘をつかなければならない。
10年前なら、視聴者は、その料理の味を確認することができなかったので、タレントは嘘をつき通すことができたが、今はTwitterのタイム
ラインや「ぐるナビ」で、テレビ画面に映っている料理の味が筒抜けになっている。
嘘が、嘘としてカウントされる時代になってしまった。

スマホ登場前後で時代は明らかに変わったのに、以前の方法論のままテレビに出続けるということは、嘘を重ねなければならない場面に
出くわしてしまうということ。嘘を重ねれば、当然、信用は離れていく。
そのタレントが辿り着く場所は『人気タレント』ではなく、『認知タレント』だ。
お金を払ってくれる人を「ファン」とするのなら、人気タレントにはファンがいるが、認知タレントにはファンがいない。信用がないからだ。

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