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平田裕香【2】声はすれども姿は見えず編

251 :通行人さん@無名タレント:2017/08/18(金) 06:50:43.62 ID:osU1nZNJ0.net
>>248
そういえば高度経済成長の頃、出張帰りの新幹線の車内で、
姿を現す前のペガッサ星人のような黒い人影に、隣に座られたことがある。
恐いというより旧知の存在のような気がして、途中、お腹が空いて、
“彼”の分と二つ、駅弁を買ってきたのだが、席に戻ると、その影は消えていた。
仕方なく、一つは自分で食べ、もう一つを直行した会社に持って行った。
夜遅いにもかかわらず仲の良かった同僚が残業をしていたので、
彼に駅弁をあげると「ちょうど腹減ってたんだー」と言って喜んで食べてくれたが、
翌日、仕事中に倒れた彼は、そのまま帰らぬ人に。今ならきっと過労死認定されただろう。
あの新幹線車内の影は、彼の分身か、あるいは私の分身で、死ぬのは私のはずだったのか・・・。
ともあれ残った私はこの先もまだ当分は生きそうだと心の声が教えている。

カワイソス(´・ω・)

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