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キングコング西野公論 322

503 :LINEブログ(2/2):2017/06/22(木) 10:50:34.81 ID:zENSt8dU0.net
>>502続き)
いいや、僕らがPPAPを面白がれるようになったのは、もっともっと後だ。
僕らは「世界的にヒットしている」という情報込みで、面白がっている。
つまり『理屈』で面白がっている。

ただ、そのギャルが笑った時は情報なんてない。
ギャルは『理屈』ではなく、そのエロい『身体』で笑ったのだ。
『身体』で笑う人がたくさんいたから(すでにヒットしていたから)、
結果、ジャスティンビーバーに届き、シェアされ、世界的ヒットとなり、
『理屈』で笑う僕らに届いた。この順番だ。
ピコ太郎さんの見事さは『身体』で笑えるモノを理屈で作ったというところにある。

ここからは御本人確認をとったわけではないので、あくまで僕の分析ですよ。
PPAPにはモデルがある。
過去に、同じように『身体』に訴えかけて大ヒットした曲を下地に再構築している。
それがこれだ。「日本最古のラップ」と言われている川上音二郎の『オッペケペー節』。
明治時代に誕生し、パリ万博や欧米公演でも喝采を浴びた大ヒット曲だ。
『オッペケペー節』は散々っぱら体制側をラップ調でディスった後、
メロディーにのせて、こんな文言で締められる。
「♪オッペケペッポー、ペッポッポー」
破裂音、そしてリズムまで、まったく一緒。
「♪ペンパイナッポー、アッポーペン」だ。

オッペケペー節は日本人のみならず、日本語が通用しない海外でも見事に通用した。
つまり『理屈』ではなく、『身体』に反応する音であったのだ。
日本人の『身体』に「5.7.5」が反応するように、あのリズムに乗せた破裂音は、
どうやら100年前から人間の『身体』に刺さっている。

これね。たまたまじゃなくて、ピコ太郎さんが"狙いにいっていたら"
スゲー面白いんだよね。ただ、僕、ピコ太郎さんとお会いした時は、決まって
長時間話し込んじゃうんだけど、あの人なら狙いにいっている気がするな。
芸人をやっていて、しかも音楽に精通している人が『オッペケペー節』を
知らないわけがない。だとすれば、恐ろしいプロデュース力だよ。
「オッペケペー節を下地にしよう」という発想が面白すぎる。
マキタスポーツさんとかも、この辺、メチャクチャ上手いんだけど、
こういう編集は「面白い」としか言いようがない。カッコイイ先輩だよ、ホント。

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