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キングコング西野公論 320

5 :LINEブログ(1/2):2017/05/05(金) 10:43:33.13 ID:7v/ZCLV70.net
https://www.facebook.com/AkihiroNishino.official/posts/668084176729281

試食することが前提となり、「行ってみたけど、もひとつやったわ~」といった『アタリ・ハズレ』というものが、
いろんなところで無くなっていくんだうな。


http://lineblog.me/nishino/archives/9276549.html

無料化が生む格差
2017/5/5 07:24

絵本『えんとつ町のプペル』のヒットで、すっかり話題が消えてしまったが、
プペルの2ヶ月前に出版したビジネス書『魔法のコンパス ~道なき道の歩き方~』も実はベストセラーで、
売り上げは10万部を超えている。
この本には、今の時代の、
・企画の作り方
・人の巻き込み方
・バズらせ方
・作品の届け方
などを書いた。
『えんとつ町のプペル』の届け方も、この本に書いたことを、本当にそのまま実践しただけ。
机上の空論ではなくて、
日本で一番手売りをしてみて、
日本で一番お客さんと直に触れ合ってみて、
そこで肌で感じたお客さんの変化(時代の変化)を、そのまま書いた。
時代は猛スピードで変化していくので、『魔法のコンパス』に書いたことが5年後に通用するかどうかは
分からないが(たぶん無理!)、すくなくとも向こう2年は通用すると思う。

一つ。
『魔法のコンパス』には、こう書いた。

人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、
つまりネタバレしているモノにしか反応していない。
(※『魔法のコンパス』-ネタバレと確認作業-より)

ルーブル美術館にモナリザを見に行く人は、テレビか教科書で、すでにモナリザを見ているし、
グランドキャニオンに旅行に行く人は、テレビかパンフレットで、グランドキャニオンを見ている。

これが、 
「お金を払ったら、有名画家の素晴らしい絵を見せますよ」だったり、
「お金を払ったら、ものすごい場所までお連れしますよ」という、
『ふくろとじ』や『福袋』的な、"入場料を払ったら中をお見せします商売"をしていたら、
モナリザやグランドキャニオンは、ここまでヒットしていなかった。
まぁ、そんな話。

とにもかくにも、僕らは"すでに、ある程度の実力が計れているモノ"にしか反応していない。
そして、「それを生で見たらどうなるの?」といった類いの『確認作業』で、ようやく重い腰を上げている。
メガヒットしている『君の名は』を観に行くのも、「そこまでヒットする作品って、どんなの?」と、やはり確認作業だ。
行列ができるラーメン屋の行列に並ぶのも、やはり確認作業。
ヒットがヒットを生み、人が人を生む理由が、これだ。

ちなみに、この考えから2015年の独演会(僕の単独のトークライブ)をYouTubeで全編無料公開したところ、
「無料で観れるんだったら、わざわざライブに行く必要がなくなる!」「ライブスタッフが食いっぱくれるじゃないか!」
という声が上がったが、どっこい、翌年の独演会の集客は倍になった。
絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開した2年前に、同様の実験(フリーミアム)を行い、結果が出ている。
ちなみにちなみに、同じ理由で、僕の個展は『撮影OK&SNSのアップもOK』だ。
『えんとつ町のプペル展』は、まもなく動員数20万人を突破する。

(続く)

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