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キングコング西野公論 317
- 8 :LINEブログ(1/2):2017/03/13(月) 21:16:17.03 ID:edI6Zh/g0.net
- http://lineblog.me/nishino/archives/9266664.html
未来の作り方
2017/3/13 20:02
インターネットは"創造"よりも"破壊"と相性が良い。
ワンタッチで他人を吊し上げることができるし、
言葉を切り取り編集し、ネガティブな内容に変換することができて、
残念なことに、ネガティブな話題の方が拡散力が高い。
頑張っている人を見つけては「意識高い系」と嘲笑い、「リア充死ね」と賛同を募る。
裸の王様に「裸だ!」と声を上げる正義はあっても、服を着させてあげようとはしない。
親指ひとつで誰かを処刑し、連日、魔女狩りが続いている。
ごらんの有り様なので、インターネットを毛嫌いする層がいる。
毛嫌いする理由は理解できるけれど、しかしインターネットに罪はない。
僕らは包丁で人を刺さずに、料理を作っている。
責任の所在はモノではなく人間にあって、要は"使い方"だ。
あまりにも手軽に破壊できてしまうので、時に停止位置を通り過ぎてしまうことがある。
4年前にクラウドファンディングをやった時は、世間の皆様から、そして同業者からも「乞食行為」と揶揄された。
その時、ただただ「勿体ない」と思った。
少し味見をすれば分かるじゃないか。
クラウドファンディングは間違いなく、皆が今後活動していく上での選択肢になる。
何故わざわざ、その選択肢を自分から取り除き、
何故わざわざ、自分の首を絞め、自分の未来を遅らせ、スケールダウンさせるのだ、と。
以前、「やりたい企画があるんだけれど、会社がお金を出してくれなくて…」と同業者から相談を持ちかけられて、
「そんなの、自分でお金を集めたらいいじゃないか」と言おうとしたけど、そういえば、
その人が数年前にクラウドファンディングを批判していたのを思い出した。
「批判しちゃった手前…」というやつだ。
影響力のある人でコレだから、同じ轍を踏んでいる人はいるだろう。
破壊によって遅れてしまう未来は確実にある。
インターネットが破壊と相性が良いのは否定できない。
しかし、だからといって、安易に破壊に走り、そしてその"使い方"を次の世代に見せていいのだろうか?
子供はずっと僕らのことを見ている。恐ろしく冷静に。
インターネットを使った蜂の一刺しが有効打になる場合がある。
必要な一撃だとは思うが、それ一辺倒では未来は拓かれない。
すべてはバランスで、破壊と反対の力が必要になってくる。
(続く)
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