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キングコング西野公論 313

229 :LINEBLOG(3/5):2017/01/20(金) 13:09:58.42 ID:28eH+OQr0.net
>>228続き)

ちなみにちなみに、誤解されている方が多いので補足しておきますと、今回の『えんとつ町のプペル』の制作スタッフには、
一番最初の段階でお給料を全額お支払いしております。
もし万が一、今回の無料化で売り上げが止まったとしたら、ダメージがあるのは本の印税が給料になっている僕と出版社です。
そして、出版社には今回の件の許可はとっております。
なにより、「『えんとつ町のプペル』を無料公開しまーす」の記事を担当編集者が率先してシェアしておりました。
僕たちは「それでいい」と判断したし、「その方がいい」と判断しました。
ちなみに、コンセプトデザインなど、スタッフの中心となって動いてくださった六七質さんのツイートがコチラ。

http://imgur.com/WUFstCI.jpg
(※「『えんとつ町のプペル』こちらで全ページ公開されています。イラストも全部見ることができますヽ(^。^)ノ」)

僕らは無料公開が損失だとは考えていません。
お金を取ることを辞めたからといって、売り上げが下がるとは思っていません。

絵本『えんとつ町のプペル』は出版社側にかなり無理を言って、最後に2ページを増やして、スタッフクレジットを入れています。
制作に携わった全スタッフの名前を入れています。
皆で作った本だし、この作品が一冊でも多く届くことで、一緒に汗を流したスタッフの皆様に次の仕事がいくといいなぁという判断から。

これに対して、
「だったら表紙にスタッフの名前を載せろ!」だとか、
「ネットに無料公開した時にも載せろ!」
といった声も届くのですが、僕は売れることを考えています。このスタッフの皆さんの名前が、
一人でも多くの人に見つかることを考えています。
その時、スタッフの名前だらけの表紙の絵本は売れませんし、スタッフの名前だらけのネット記事はバズりません。
お客さんからすると、まずそこは知ったこっちゃない部分なので。
大切なのは、このページを一人でも多くの人に見られることだと僕は考えます。

僕たちは『お金』の正体について、今一度考えなければならない。
お金とは「信用を数値化したもの」で、つまり、「信用の面積を広げないことには、お金化できない」ということ。
そして、今、クラウドファンディングだったり、オンラインサロンだったり、
信用をお金化する為の装置が揃ってきているので、昔、爺ちゃんや婆ちゃんに言われた
「困った人がいたら、助けてあげなさいよ。いつか、アンタも救われるから」
という《情けは人の為ならず》に真実味が増し、理屈で説明できる時代になりました。
それは人の好みですから、《お金稼ぎ》をしたい人は《お金稼ぎ》をすればいい。

ただ僕は、《信用稼ぎ》をしようと思います。
たとえ返ってこなくてもいいから、まずは自分から与えようと思います。
作品の無料化と、近年、問題になっているクリエイターに適切な対価が支払われない(倫理的・法的)問題は、まったく別次元の話。

(続く)

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