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キングコング西野公論 306
- 850 :Facebook(1/2):2016/09/29(木) 10:33:41.01 ID:JPtqnQiV0.net
- https://www.facebook.com/photo.php?fbid=856502771150855&set=a.251440391657099.62398.100003734203517
CDジャケットや、小説のカバーイラストの依頼を受ける機会が時々あるんだけれど、
決まって、『情報解禁日』という言葉が付いてくる。
ウチのマネージャーを通じて、「どういう狙いで、情報解禁日を設けているのですか?」とお訊きすると、
「とにかく情報解禁日までは情報は出さないでください」と会話を放棄される。
そもそも、一枚でも一冊でも多く届けるために考え抜かれて生まれたルールが、
それが何年も何十年も経つと、とにかくルールを守ることが前提になっている。
『情報解禁日』の必要性は、時と場合、その企画のサイズ、その企画を求めているファンの数によって、
大きく変わってきて、そのほとんどの場合は、今の時代は『不必要』だ。
発信力が低いヤツの『情報解禁日』ほど泣けるものはない。
吉本興業が発信する「これ、面白いですよー」よりも、友達が言う「これ、メチャクチャおもろいよ」の方が僕らは信用するし、
昔と違って、友達はもう情報を発信できるようになっている。
このとき「発信力=フォロワー数」で考えてしまうヤツは、もう話にならない。
吉本興業の公式サイトのフォロワー数が3万人だとして、そのうち何人が吉本興業の言葉を信用しているか、そこが問題だ。
吉本興業が出す情報は信用しているが、吉本興業が発する「面白い」という感想を鵜呑みにするのは、頑張って5~6じゃないかしら。
会社の利益が見え隠れしているから。
ならば一人でも多くの友達に情報を発信させて、語らせてやった方がいい。
完成形を見て興奮する友達もいれば、メイキングシーンで興奮する友達もいる。
たいていの『情報解禁日』は、このメイキングシーンで興奮する友達を殺している。
同時に企画の共犯者を殺している。
クラウドファンディングの本質は、資金繰りじゃなくて、共犯者作りだ。
数年前、「『えんとつ町のプペル』を作る」と発表した時に、武井壮さんから「制作費を全額出します」というDMがきたけど、
当時は一人でも多くの共犯者が欲しかったので、クラウドファンディングを選んだ。
あと、額が額だったので、「申し訳ない」とヒヨった部分もある。
武井さんの方が未来が見えていたわけだ。
武井さんとは、一度、二人三脚で海外を狙いたい。
「僕、半年間、他の仕事を全部断ってアトリエに籠って武井さんに作品を作りますので、一千万円ください」という勝負をしてみたい。
(続く)
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