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キングコング西野公論 297

299 :Facebook:2016/05/15(日) 09:29:58.34 ID:L+n7sCkC0.net
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=785140671620399&id=100003734203517

朝早く起きて、
原画70点と設営用の工具を段ボール数箱に詰め込んで、
『デザインフェスタ』の会場である東京ビッグサイトへ。
とにかく荷物が重い。
会場に着くと、隣近所のブースの作家さんに挨拶を済ませ、さっそく設営開始。
レーザーポインターと電動ドリルを駆使し、原画を引っ掛ける用のネジを打っていく。
原画を展示し終わると、会場スタッフさんに台車を借りて、宅配便の集積所へ。
幻冬舎から届いている400冊の絵本を取りに行く。
段ボール7箱あったので、2往復。
会社から頼まれてやっている仕事ではなく、僕の休日の過ごし方なので、もちろんマネージャーはいない。
基本、全部一人。
最初に売る用の絵本を段ボールから出して並べて、料金表を作って、小銭を用意して、
そこ(朝11時)から、夜7時までブッ通しで絵本を200冊売った。
その間、同じ質問を数百回とされるので、後半は頭がヘロヘロ。
 
昔ならこんな効率の悪そうなこと絶対にしなかったな。
ただ、先日、ウチのスタッフに「手売りだけは続けたい」と言った。
絵本に限らず、ライブのチケットの手売りも含めて。
そう思うようになったキッカケは2013年1月におこなったクラウドファンディングとニューヨークの個展。
成功させる為にやれることは全部やろうと思い、しかしコレといった作戦がなくて、とにかく、お客さんとの一対一をひたすら繰り返した。
ライブのチケットを手売りする時は、「じゃあ、今度はライブ会場で」と言って別れて、
絵本を手売りする時は「次は『えんとつ町のプペル』という絵本を作ってる。お楽しみに」と言って別れる。
いずれも「待ち合わせ」の約束をして別れる。
その瞬間、自分を支えてくれる味方ができるんだよね。
それは僕にとっては、とてもとても大きな力で、事実、2013年の1月以降、あれやこれやと仕掛けやすくなった。
「次、あれをやりたいんだけど」と言ったら、「おお!いいね、やろうやろう!」と返してくれる人が確実に増えたから。
デリバリーを業者に委託することで得られるものは『時間』だと思うんだけれど、手売りで得られる『味方』と天秤にかけた時に、
僕は迷わず後者を選んじゃう。
味方を作るチャンスを、みすみす譲りたくはない。
デザインフェスタ二日目。
今日もやっぱり手売りをして、クダラナイお話をして、次の待ち合わせの約束をする。
 
あと、もう一つ良いのはね、
モノを一生懸命作ったら、売ることの大切さが分かるし、
モノを一生懸命売ったら、作ることの大切さが分かる。
会社の社長さんなんかは、月に1度、数時間だけでも、店頭に立って声をからした方がいいんじゃないかな。
会社からオフを貰って、休日はこんなことをしています。
今日も頑張ります。

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