2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

キングコング西野公論 294

457 :Facebook 1/2:2016/04/01(金) 02:12:39.49 ID:VtvTNbqB0.net
キンコン西野information @nishinoakihiro
『おとぎ町を作ろうぜ』
http://pbs.twimg.com/media/Ce41BQOUYAAFlwQ.jpg
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=764601077007692&id=100003734203517

「町を作る」と初めて言い出したのは何年前だっけな?
もう覚えていない。

これまで、何百人、何千人、何万人から鼻で笑われ、囃されて、
それでも今日も「町を作る」と言っている。
むしろ、日を重ねる度に、想いや言葉は強くなっている。

町を作ろうと思ったそもそもの理由≠ヘ、先日の『サーカス』でも話したけれど、
お笑いライブに集めたエネルギー(お客さん)をリリースせず、循環させて、再び、お笑いライブに戻す為。
その仕組みを作らないと、芸人はお笑いライブで飯を食っていくことができない。

僕はお笑い芸人だから、お笑いライブを軸に喋っているけれど、
これは、お笑いライブに限った話ではなくて、飲食店や床屋さんなど、皆が抱える問題だと思う。
せっかく集めたお客さんにもう一度来てもらう為には、皆でグルになって、お客さんをシェアする必要がある。

だから、

「極端に面白いことをしようと思ったら、町を作らないとダメだよ。町を作っちゃおうぜ」

と言った。
 
 
さっきも書いたように、当然、鼻で笑われて、「なんで芸人が町を作るんだよ!」と散々っぱらイジられたんだ
けれど、
そんな中、
「なるほどね」
と共鳴してくださる方が出てきて、僕と同じように周囲から鼻で笑われながら、それでも実現に向けて動いてく
れたことが、町を作る理由の一つに加わった。
 

そして、去年の夏。

伊藤忠商事さんにご協力いただき、設営・撤収含めて、200人以上のスタッフで期間限定の夢の町『おとぎ町』
を作って、
僕らは毎日、おとぎ町に通って、騒いで、歌って、酒を呑んで、ときどき仕事をして、そして将来の話やイタズ
ラの話をした。 

「ハロウィン翌日のゴミ拾いを娯楽にしちゃおうぜ」
という話も、おとき町の酒場で。

毎日ゲラゲラ笑って、鬱病も、人見知りも
、イジメられっ子も、リストラされたヤツも、全員を受け入れて(なんてったって、町長が嫌われっ子)、
やたらと『オーシャンゼリゼ』を合唱して、「また明日も、会おうぜ」と言って帰った。

まもなく『おとぎ町』が終わるという頃、
とても大切なスタッフが天国に行っちゃって、皆でオイオイ泣いて、丸一日どうすればいいか分からなくなった
んだけれど、

「いやいや、アイツ、明るい話が好きだったよな。いかんいかん!」

と言って、かなり無理をして、またゲラゲラ笑いだした。

アイツが全身ペンキだらけになって作った『おとぎ町』を続けなきゃいけない理由が、また増えた。

総レス数 956
516 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200