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キングコング西野公論 288

614 :Facebook:2015/12/23(水) 10:54:08.07 ID:ck4I1vIg0.net
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=718635281604272&id=100003734203517

炎上芸人と言われておりますが、この2〜3年はSNSをかなり具体的に活用できている方だと思う。
ニューヨークの個展も、その資金を集めたクラウドファンディングも、2000人規模の独演会も、おとぎ町ビエンナーレも、
えんとつ町のプペルのクラウドファンディングも、渋谷ハロウィンゴーストバスターズも、SNSの力で叶えてきた。

僕の場合、SNSを拡散装置としては使っていなくて、1対1を1万回できるツールとして使ってきて、今がある。
なんと便利なツールだろうか。

んでもって、やればやるほど、インターネット上だけではなくて、実際に、その場に足を運んで、目を見て会話をして、隣に並んで笑って、同じ飯を食って…といった『体験』の力を思い知る。
皆、インターネット上だけでは満足できなくなってきていて、そうなってきた時に、SNSはキッカケでしかなくなり、最後は『体験』に流れる。

僕は、ネットとリアルの違いを『立ち位置』だと考えている。
テレビでもパソコンでもスマホでも、たとえ視聴者と1対1で会話をできたとしても、画面を一枚挟んでしまうと、どうしたって立ち位置は向かい合ってしまう。

初デートの時でもそうなんだけれど、向かい合うよりも隣に座った方がいい。
カウンターだとか、車の運転席と助手席だとか。
そもそも目線がそれているところからスタートしているから、会話が途切れて目線をそらしてしまった時に悪目立ちしなくて、逆に目線が合えば盛り上がっていることを演出できる。
互いの負担が少なくて会話が加速するわけだ。
人と関係を築く時には、『正面』よりも『隣』に立った方が有利に働くことが多い。

んでもって、ネットに慣れてきた人達が今、求めているのは、その、『隣』じゃないかなぁと僕は考えている。
だから、『体験』に人が流れ出しているのだと。
そんなことをアレやコレやと考えていくうちに、実際に集まれる場(受け皿)が必要だと思った。

今年の夏、期間限定で『おとぎ町』という町を作って、1万人を超える人達がそこに集まった。
これといってメディアで大々的に告知したわけでもない。そのほとんどが口コミ。

これまで文章や言葉にしていなかったけれど、皆、なんとなーく本能的に、こういう空間を求めていて、町を作ったのもお客さんなら、接客をしたのもお客さん。

なるほど、皆、こういう場を求めていて、ならば、とテレビで「僕は町を作りたい」と言ってみたら、国民の皆様から「何、言ってんの?」と鼻で笑われたので、これはイケると思った。
「誰もやろうとしていない」ということだ。

期間限定で1万人もの人を集める空間を、誰もやろうとしていないなんて、こんなにオイシイ話はない。
その空間を完成させるまでの数年間バッシングされるだけでいいわけだ。
安いもんだ。

ちなみに言っておくと、僕は「鼻で笑われる」というのをリトマス紙にしていて、「鼻で笑われないようなアイデア」には手をつけない。
そんなものは僕がやらなくても、誰かがやるから。

てなわけで、僕や僕の友達連中の「町を作る」は加速し、方々で「町を作る!」「町を作る!」と言いまくっていたら、埼玉と鎌倉の地主さんから話をいただいて、埼玉の土地は押さえた。

土地には国で決められている地目(土地の目的)というのがあって、地目が『宅地』でないと、建物は建てられなくて、埼玉の土地は『宅地』でない部分がかなりあって、
一時は諦めかけたんだけれど、僕が冗談半分で言った「建物に車輪を付けちゃえば『車両扱い』になるから、法律的には規制できないんじゃね?」というフザけた意見が意外と通って、話が進んだ。
その流れから、「そうか、移動できればいいのか!」となり、テントもアリということが分かった。

おとぎ町。
これが完成したら、『独演会』も『サーカス!』も『天才万博』も、ここでやる。
今、巨大な切り株をイメージした円形ステージを作ろうという話になっているところ。

近々、井戸も掘るから、その時は手伝ってね。
町を作っちゃおうぜ。

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