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キングコング西野公論 287

714 :Facebook(1/2):2015/12/06(日) 14:18:00.03 ID:TgQJMxMB0.net
http://m.facebook.com/story.php?story_fbid=712466882221112&id=100003734203517

『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』という舞台を書いた時に、社長が観に来てくださって、「メチャクチャ面白かった!」と誉められて、後日、呑みに行った。

その席で、「西野が、やりたいコト、何でもいいから1つだけ言ってみろ」と言われ、「1つだけなら何でも叶えてやるから」という風に聞こえたので、
「なんばグランド花月(大阪の劇場)の一週間出番をください」と言った。

テレビのレギュラーも、ラジオのパーソナリティーも魅力的だったけど、やっぱりキングコングで漫才がしたいと思った。

あの日から、キングコングは毎月1週間は大阪に帰って、なんばグランド花月の舞台に立っている。
ありがとう、社長。愛してる!

漫才は本当に難しい。
相手が変化するから。

デビュー当時やっていたネタも、テレビで素性がバレて、素のキャラクターと漫才中のキャラクターが解離してきて、できなくなったりもする。

もともとキングコングは、梶原が5秒に1回はボケて、とにかくボケてボケてボケまくる、ボケの手数の多い漫才コンビとしてスタートを切った。
ただ、梶原の素(テレビ)のキャラクターはそうではなくて、場の中心に立って集中砲火を浴びるのは避け、「安全圏から他人をイジる」というスタンスをとりがち。
デビュー当時の漫才キャラクターと全然違う。
そこでデビュー当時の漫才をやってしまうと、「あ、漫才のキャラクターをやってんじゃん」となってしまう。
ここが難しい。

年に1〜2回、僕は安全圏から他人をイジッている梶原の首根っこを掴んで、「てめえ、出てこいや!」とブチ切れる。
「お前の20点ぐらいのツッコミなんか、ポイントに加算されないんやから、そのクソ面白くないツッコミなんか、とっとと捨てて、ボケろよ!ぜんぶ助けてやるから!」と。

直後、自分は未熟だなぁと思う。
力ずくで他人を変えるなんておこがましい。
やっちゃいけないよね、それは。
でも、超ムカつくのよ。
その根っこに何があるかというと、「そんなことをしてたら、あの頃の漫才ができなくなるじゃん」だ。
僕は死ぬほど寂しくなる。

でも漫才コンビは運命共同体で、相方の変化も、もちろん自分の変化も受け入れなきゃ続けていけない。

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