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キングコング西野公論 286

435 :Facebook:2015/11/15(日) 12:54:50.74 ID:gDDv2nu60.net
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=705684039566063&id=100003734203517

「良い作品は売れる」とスリ込まれてきたけれど、素晴らしい機関車を作っても、線路を引かなきゃ走れない。
自分の作品を届ける努力は、自分の作品を生む努力と同じくらい大切で、学生が睨みを効かすべきは、自分の指導者が日々その努力をしているかどうか。

僕がこれまで出会った学生の大半が、作品の『育児放棄教育』の申し子で、「クラウドファンディング、何ソレ、美味しいの?」ときた。
「芸術は、お金じゃないんだ!」とか言いながら、作品を生む時間を削って、カラオケBOXのアルバイトに精を出している。

たくさん勉強しなきゃいけない。
勉強というのは、机の上だけじゃなくて、現場に足を運んで、肌で思い知るということ。
恥をかくということ。
惨めな思いをするということ。

何も教えない学校の授業に、毎回5〜6000千円も払うなら、そのお金を使って、自分の作品が、自分自身が、どこまで通用するか確かめに出た方がいい。

アートフェアで台湾に来ている。
持ってきた絵本200冊は完売した。
お客さんとして来てくれた台湾の子達が、「僕、私、手伝いますよ」と言ってくれて、頑張ってくれたおかげ。
本当に感謝している。
おとぎ町と同じ景色だ。

もちろん僕もカタコトの英語と中国語で対応するんだけど、鼻で笑われることもあるし、無視されることもある。
しかし、それを繰り返すことで作品が届くなら、そんなもの、痛くも痒くもないし、無視されたらされたで、「ダッセぇ〜」と笑ってくれる奴が隣にいる。それでプラスだ。

どこのアートフェアも、流行っているブースと、そうでないブースがある。
そうでないブースのオーナーは、「コイツらは芸術を何も分かっちゃいない」と言わんばかりの、ふて腐れた表情で、まるで動こうとせず、作品よりも自分を守っている。
「なるほど。ああいう態度をとったら、作品を殺してしまうんだな」ということを知るだけでも、お金を払ってアートフェアに出展する価値は十分にある。
僕なんかじゃなくて、学生さんが学生の間に見るべき景色だと思う。

これに関する踏み込んだ話は、『おとぎ町商工会』の方で。
近頃、オンラインサロンへの案内が自然にできるようになってきた。

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