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キングコング西野公論 278

770 :深層インタビュー 2/2:2015/07/29(水) 21:05:01.82 ID:sTJWCZZN0.net
日本人は『テレビに出ない=人気の下落』と単純に捉えがちだ。10年前は今以上に、そう考えられていた。まし
て、テレビで育ち、テレビでスターダムに伸し上がった西野であれば、なおさらだ。“世間から忘れ去られる恐
怖”を感じたことはなかったか。

「そのリスクは絶対あるんですけど、25歳のときに満点を出しちゃっているので、同じことをしても、結局一緒
か下かしかないなと」

現在は、月に数えるほどしかテレビ出演をしていない。

「たしかに、『最近テレビで見ないですね』と言われますけど、毎日忙しいんですよね。25歳のときと比べると、
活動の内容も規模も大きくなっている。ガツンと掴んだと言ったら噓になるけど、手応えがないと言っても噓に
なる」

◆「ウォルト・ディズニーを倒す」発言の意味

テレビに出まくっていた当時はライブをしても、思うようには“お金を払う客”は集まらなかった。しかし、テ
レビではあまり見掛けない今、2,000人もの会場を埋めている。一見、パラドックスのように思えるが、「テレビ
に出演し続ければ、宣伝になり、有料ライブのチケットが売れる」という認識自体が誤りなのかもしれない。

「これからは、芸人さんも、『お客さんを持っている人』が生き残るんじゃないですかね。芸人の場合、テレビ
で有名になるまではお客さんが付いてくる。でも、達成した瞬間、“物語”がなくなってしまい、『次、この人
をどう応援したらいいんだろう』とわからなくなってしまい、離れていってしまう。だから、僕は“物語”をわ
かりやすく提示しています。『ウォルト・ディズニー倒す』と言っている。すごく遠くて、なかなかゴールを切
れそうにない。しかも、僕よりちょっと前に、SEKAI NO OWARIが走っていますからね。当面の目標は、5年以内に1
万人のライブをコンスタントにすること。そのためには、お客さんが必要ですし、離したくないんです」

◆「好き嫌いをハッキリ言っていかないと共感してくれない」

身銭を切ってくれる客がいるかどうか。タレントとして好きなことをして生き続けるには、そこに懸かっている。

「当たり障りなく過ごしていたら、『なんとなく好き』『なんとも思わない』という人しか生まれないと思うん
ですよね。もしかしたら、そのほうが幸せかもしれない。でも、モノを作って、売っていく人間としては良くな
い。好き嫌いをすごくハッキリ言っていかないと、熱狂的に応援してくれる人や共感してくれる人は発生しない。
何かを広めるとき、批判の声は絶対に入れといたほうが良い。10割肯定だったら、すぐに話題も萎んでしまう。
批判があると、応酬がありますしね。僕の場合、すぐネットニュースになる。これは、すごい才能であって、あ
まり消そうとは思わないですね。そのおかげで、ニュースとして取り上げられるので」

芸能界を見渡せば、何十年も活躍し続けているアーティストには、必ず熱狂的なファンが大勢いる。アーティス
トのメッセージ性のある生き方や言動に惚れ込み、共感したり、同時代性を感じていたりするからこそ、ライブ
に足を運んだり、CDを買ったりする。無論、アーティストの個性が強ければ強いほど、アンチも湧いてくる。

一時と比べ、カリスマの生まれない時代になった。その背景には、芸能界にも、世間に叩かれないように、穏便
に生きることを善とする風潮があるからだろう。人を引っ張る言葉には力がある。しかし、100%の称賛を欲し、1
%の批判をも気にする姿勢からは、おざなりな言葉しか生まれない。

批判を全く恐れず、おいしいとさえ思っている西野亮廣。不気味な存在だ。

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