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キングコング西野公論 276

863 :近づいてきた独演会:2015/07/07(火) 10:55:46.94 ID:l00yen7s0.net
「本業は芸人なので…」という言い方があまり好きではなくて…というのも、僕にとっての絵本制作は、
他の芸人さんがやっているグルメ番組やクイズ番組や、雑誌のコラムや、役者仕事や、映画作りや、
やたらと熱いラジオ(ラジオスター大谷先生)と、さして変わらない芸人の仕事なので、副業でもなければ、
芸事から脱線もしていない。

「いろんなことに手を出しますね」と頻繁に言われるんだけど、僕は時事も切らないし、自叙伝も書かないし、
グルメにもクイズにも雛壇にも参加していないし、手数でいえば他の芸人さんの方が圧倒的に多い。
ただ、出した手が目立っているだけ。
参加人数が少ないところに手を出しているから。

ただ、やっぱり「本業の方も…」という言われ方をするので、そう見えてしまっている以上、
「だったら、あんたらの言う本業とやらで圧倒してやるよ」と喋くりだけで目の前の客を沸かせるライブを続けている。独演会だ。

そこには美味しくイジッてくれる優しい先輩もいなくて、舞台上には僕一人で、始まってしまえば、
映像の助けも、音楽の助けも、小道具の助けも、衣装の助けも何もない。あるのはセンターマイク一本。

ガタガタうるさい同業者を黙らせるにはうってつけのライブで、
先日、NONSTYLEの井上がギャーギャーとお笑い論をぶつけてきたので、
「だったら、マイク一本で、どっちが笑いを取るか決めようぜ」とお誘いしたら、尻尾巻いて逃げやがった。
覚悟がないなら黙ってろ。

何がハマるかが分からないニューヨーク公演。
2000人を相手にする日比谷公会堂。
舞台上は僕一人だけど、舞台裏のスタッフはすごい数で、「あとは頼んだぞ」と送り出される。

恐くないハズがない。

少しでも気を抜けばガタガタ震える。
でも、60回も公演を続けると、その恐怖を誤魔化す術も身につけていて、
センターマイクに辿り着いた頃には自分でも信じられないぐらい研ぎ澄まされている。
最後列のお客さんの顔も声も全部入ってきて、自分の手や足や声や顔をミリ単位でコントロールできる。
そして楽しい。

8月1日、『西野亮廣独演会in日比谷公会堂』。
いよいよ近づいてきた。
今は、まだ怖い。
だから、やる。

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