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キングコング西野公論 269
- 174 :Facebook(2 2/2):2015/02/10(火) 13:28:56.79 ID:PkKjmkbq0.net
- 理由がある。
劇場に足を運ぶお客さんは様々だ。
友達と一緒に「めいっぱい笑いたい」と思って来ている人もいれば、現実から逃げ込んできた人もいるし、
嫁と子供を楽しませてやろうと、家族サービスで奮発しちゃったパパもいる。
いろんな理由で集まってきてはいるが、皆の目的は一つで、とにかくその時間を楽しもうとしている。
それは想像以上に尊い時間で、その時間を奪う罪は大きい。
余計なトゲが刺さっていたら一本一本抜いてあげて、とにかく隅々まで楽しませて帰らせる。
その責任が僕にはある。
公演内容を振り返って笑いながら友達とご飯を食べてもらって、少しだけ肩が軽くなった状態で明日も生きてもらって、
「パパ、連れてきてくれてありがとね!」と家族のヒーローになってもらう。
その後押しをするのが僕の仕事。
終演後。
舞台袖の幕の陰から、ニコニコと笑いながら劇場を後にするお客さんを顔を見るのがたまらなく好きだ。
僕の作品や舞台にお客さんが触れている瞬間、訊きたいことは一つだけ。
返事が「NO」なら僕の負け。
ドキドキしてる?
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