【兵庫】「来年は平穏な１年に」　たつの市役所で本間さん、干支の革細工を披露[09/06]

坊主 ★

http://www.sankei.com/region/news/160906/rgn1609060017-n1.html

　たつの市龍野町の本間一弥さん（７４）が、同市の地場産業である皮革を使って制作した来年の干支（えと）「酉（とり）」が完成し、５日、同市役所でお披露目された。本間さんは「トリはバタバタするイメージだが、来年は落ち着いた平穏な１年になるようにとの願いを込めて作った」と話している。

　本間さんは平成１８年の「戌（いぬ）」から毎年制作しており、「干支動物革細工」シリーズは来年の「酉」で１１作目となる。旧龍野市消防本部の消防長を務めた後、たつの市の嘱託職員になり、地場産業振興対策の専門官として皮革細工を独学でマスターした。

　デザインはすべて本間さんのオリジナル。「酉」は高さ６・５センチの雄、同４・５センチの雌とのツガイで、ヒノキの台に飾られている。一枚革のヌメ革を型紙に沿ってカッターで切り抜いた後、細かい穴を開け、ペンチを使って革の一部を留め金ではめ込むなどして、立体感あふれる芸術作品に仕上げている。

　毎年２月ごろからデザインを考え、６月には原型を作成。今回は「トサカの立て方が難しかった」という。約２千セットを制作する。１１月に同市内で行われる皮革製品を集めた祭りやＪＲ本竜野駅などで、１セット１２００円で販売される予定。問い合わせは同市商工振興課（電）０７９１・６４・３１５８。

来年の干支「酉」の革細工の作り方を市職員に指導する本間一弥さん（右）＝たつの市役所
http://www.sankei.com/images/news/160906/rgn1609060017-p1.jpg

【兵庫】「来年は平穏な１年に」 たつの市役所で本間さん、干支の革細工を披露[09/06]

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