【栃木】「本物は違う」とうっとり…　刀剣乱舞のモデル「国広」に刀剣女子殺到！！　刀剣パフェも登場　足利市[02/08]

のっぺらー ★

人気のインターネットゲーム「刀剣乱舞」（通称・とうらぶ）の影響で、刀工・堀川国広作「脇差」（国重要美術品）が展示されている
栃木県の足利市立美術館（同市通）に、「刀剣女子」と呼ばれる若い女性が押し寄せている。

短文投稿サイト「ツイッター」での情報拡散で来館者が来館者を呼び、便乗商品「刀剣パフェ」も登場。
全国の自治体がシティープロモーションに取り組むが、地域には思わぬ魅力が眠っている。

ガラスケースに入った脇差を前後左右から見回しては備え付けの図鑑に目を通し、再度、じっくり刀の隅々まで鑑賞、メモを取る。
会場を一回りした後、脇差に戻り、最後は名残惜しそうに立ち去る。
最低でも３０～４０分、滞在時間が長いのが特徴だ。

「初めて見ました。やはり国広、本物は違う。全体の姿、刃紋も素晴らしい。鑑賞できて本当に感激」。
妹（２３）と訪れた福島県の女性会社員（２６）は、うっとりとした表情を浮かべた。

国広の脇差は足利市民文化財団の所蔵品展として展示されており、
初日の１月３０日は雨天にもかかわらず１３４人、翌３１日は３１９人、その後の平日も刀剣女子が次々と訪れる。
同館の平均入館者は１日１００人前後で、市教委文化課の担当者は
「画期的で驚きの数字。しかも若い女性がほとんど。これまでになかった現象では」と戸惑いさえ見せる。

■足利学校が“聖地”に

「刀剣乱舞」のキャラクター「山姥切（やまんばぎり）国広」が若い女性の心をつかんだ。
刀剣女子の間では、この脇差に加え、国広が刀を鍛えた足利学校が“聖地”としてブレーク。
足利学校が昨年夏、レプリカを展示したが、「本物が見たい」との要望が多く寄せられたという。

足利学校で１月初め、ツイッターで本物の展示を告知すると、リツイートが２千件を超えた。
「足利ってどこ？」「国広見たら聖地の足利学校に行かなきゃ」などと情報が拡散。
初日、脇差の銘が一部隠れていたのを指摘され、市教委が直すと、「素早い対応、さすが足利市」との投稿も。
「ツイッターが入館者をねずみ算式に呼び込んでいる」（市教委）状況だ。

思わぬ大反響に市教委は刀剣図鑑や解説資料を用意したほか、
１１日には急遽（きゅうきょ）、刀剣愛好者によるギャラリートークを設定。
また会場には複数の観光パンフをそろえ、足利学校や鑁阿寺（ばんなじ）、織姫神社など周辺観光地を回遊するよう促している。

■「刀剣パフェ」まで

ビスケットを刀に見立てた「刀剣パフェ」を限定発売したのは美術館近くの雑貨カフェ「プラザハマダ」（同市通）。
ツイッターでも紹介され、展示初日から美術館帰りの若い女性が立ち寄り、「売れ行きは上々」（同店）。
また、足利学校近くの松村記念館（同市大門通）は古民家をコスプレ用スタジオとして貸し出し、
昨年春以降、関東一円から刀剣乱舞のコスプレーヤーが訪れ、この１年間で数百人が利用した。

また、注目が集まったことで、市教委には刀剣を寄付したいという申し出も舞い込んでいる。

歴史と文化の魅力が詰まった足利市。
脇差のほか、国宝の鑁阿寺本堂、日本遺産の足利学校など国県市を合わせた指定文化財数は４８８件。
市教委文化課は「他の自治体にはない足利の強み。どう紹介すれば多くの人に見てもらえるのか検討する契機にしたい」。

シティープロモーションの第一人者、東海大の河井孝仁（たかよし）教授（５７）は
「アニメ人気などを考えれば今回のような現象は十分予想可能なはず」と指摘。
「地域の魅力を発信するには、まず『聞く力』が大切で、
　社会の流れ、傾向を的確につかむ重要性を自治体関係者は理解してほしい」と話す。

同展は１４日まで、入場無料。

写真：刀剣女子の間で話題を呼ぶ刀工・堀川国広の脇差
http://www.sankei.com/images/news/160208/prm1602080002-p1.jpg

以下ソース：産経ニュース　2016.2.8 15:00
http://www.sankei.com/premium/news/160208/prm1602080002-n1.html

【栃木】「本物は違う」とうっとり… 刀剣乱舞のモデル「国広」に刀剣女子殺到！！ 刀剣パフェも登場 足利市[02/08]

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