「イケメンキスマシーン」大学生が珍発明　福岡のメーカーがコンテスト　大賞は「自動日めくりカレンダー」

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西日本新聞 3/10(金) 20:20配信
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いつでもキスできる「イケメンキスマシーン」拡大写真

　福岡県飯塚市有安の電機部品メーカー、タカハ機工が開いているアイデア作品のコンテスト「ソレコン」。
今年の大賞には自動日めくりカレンダーが、ばかばかしさを競うイグソレコン賞にはいつでもキスができるマシンが選ばれた。発案したのは、
いずれも九州工業大の大学院生や学生たち。柔軟な発想が将来ヒット商品につながるか。2作品が生まれた経緯を聞いた。

→【動画】「毎日めくるの。面倒…」日めくりメクリッパー

　車のドアロックや自動販売機などに使われる部品「ソレノイド」を使ったコンテスト。4回目の今回は全国から41点の応募があり、2月24日に審査会が開かれた。
ソレコン大賞に輝いたのは、毎日自動的にカレンダーをめくってくれる「日めくりメクリッパー」。
九工大大学院情報工学府1年の酒井文也さん（23）ら3人が作成した。思いついたのは同大情報工学部4年の森剛史さん（22）。
研究室の日めくりカレンダーが気付いたら毎日めくられているのを見て、「勝手にめくられたらいいな」と思ったことから始まった。

　薄い紙を1枚だけめくる作業に試行錯誤しながらも、アームにゴム手袋の一部を巻き付けて滑り止めの効果を利用。うまく1枚だけめくることに成功し、
自動で毎日めくるオートモードと手動でボタンを押すマニュアルモードの機能も付けた。酒井さんは「ものづくりには楽しさがある。アイデアを形にするのは面白い」と大賞を喜んだ。

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日めくりメクリッパーを作成したメンバー拡大写真

　役に立たない作品に贈られるイグソレコン賞を受賞したのは、いつでもキスができる「イケメンキスマシーン」。人気俳優をイメージして考案したのは、
同学部3年の米塚里奈さん（21）。「バレンタインを1人で過ごすのが寂しくて、イケメンとキスしたかった」ときっかけを語る。

　装置に付けられたひもを引っ張って顔が近づくと、目の部分に備え付けられたセンサーが反応し、唇の部分が1秒間に2回前に出る仕組み。
唇は和紙で作成し、軟らかい感触にこだわった。米塚さんは「イメージトレーニングを重ねて（将来の）彼のために練習したい」と話した。

　審査員を務めた明和電機の土佐信道社長は「毎日ごみを出す日めくりカレンダーは時代遅れな印象があるが、時間の流れを感じられる。
ソレノイドはシンプルな動きで技術の幅があり、ものづくりの入り口として面白い」と評した。

　ソレコンの応募作品は、タカハ機工ホームページで動画が閲覧できる。

西日本新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170310-00010007-nishinpc-soci
最終更新： 3/10(金) 20:20
西日本新聞

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「イケメンキスマシーン」大学生が珍発明　福岡のメーカーがコンテスト　大賞は「自動日めくりカレンダー」