死者数百人か？５年前の「ウイグル騒乱」を上回る惨劇・・新疆ウイグル自治区「厳戒態勢」

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中国の新疆ウイグル自治区で地元政府庁舎などが武装グループに襲撃され、大勢の死傷者が出た事件。
現場周辺では今も厳戒態勢が敷かれ、犠牲者は数百人に上るとの情報もあります。

この事件は２８日未明、新疆ウイグル自治区のカシュガル地区ヤルカンド県で
武装グループが政府庁舎や警察署などを襲撃したものです。

Ｑ．何が起きた？
　「何も言えません」（ヤルカンドのホテル従業員）
Ｑ．今そちらに行っても安全？
　「今はちょっと・・・」（ヤルカンドのホテル従業員）
Ｑ．何人が亡くなった？
　「よく分からない。数十人、数百人とも言われているが、何を信じたらいいか・・・」（ヤルカンドのホテル従業員）

中国国営の新華社通信は、この事件で市民を含む数十人が死傷したと伝えていますが、
およそ２００人が死亡した５年前の「ウイグル騒乱」を上回り、「犠牲者は数百人に上る」との情報もあります。

現地当局は、「ウイグル族による組織的なテロ事件」と断定。
「反テロ」の名目で、インターネットなどの通信手段を遮断しているほか、
ヤルカンド県への立ち入りも禁止されています。

Ｑ．ネットはいつから遮断？
　「（事件翌日の）２９日の朝起きたらネットが止まっていた」（ヤルカンドのホテル従業員）

また、暴動に関するネット上の書き込みも次々と削除されていて、
事件から２日経った今も、詳しい状況は分かっていませんが、
イスラム教徒への過剰な取り締まりが行われているとの情報もあります。

こうしたなか、北京中心部の繁華街・王府井（ワンフウチン）で３０日、
刃物を持った男が通行人の女性を人質にとりました。
現場は一時、騒然となりましたが、男はおよそ３０分後に警察に取り押さえられ、女性は無事でした。

逮捕されたのは、中国南部の広西チワン族自治区出身の２７歳の男で、
女性とは面識がないということです。

中国では社会への不満などから繁華街や駅などでの
無差別的な殺傷事件が各地で相次いでいて、当局は警戒を強めています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2263413.html