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【ワープロソフト】一太郎って誰が使っているの? 38年目、「一太郎2023」がデビュー [エリオット★]

881 :名刺は切らしておりまして:2022/12/18(日) 15:38:10.57 ID:H/btIXl4.net
「なぜ官庁が未だに一太郎なのか?」を説明するには30年前の話を説明する必要がある
少し前に、「農水省が一太郎を廃止する」という話が話題になった。官庁にも色々あるからすでに変えたところもある。だが、根強く一太郎使ってるところも多い。
今のアラサー以下の人達はそもそもわかってないから、歴史の話をする。
インターネットの昔話は、mixiとかニコニコ動画が流行ってたぐらいの時代の話が多い。ITに興味がある人でもWindows98ぐらいまでしかさかのぼらない。

でも、オフィスソフトの話はもっと古くて、80年代まで遡る。
インターネットに繋ぐ繋がない以前の問題として、一台100万円ぐらいでまだ業務用でしか買えない時代のお話。
そんな時期に、表計算ソフトの先駆けであるLotus123がうまれてシェアを広げる。一方で、ワープロは…海外から大きなモノが来なかった。
日本語ワードプロセッサーの世界は日本の企業同士で争われていた。
最初は管理工学研究所という会社が作った「松」が軽快に動くこともあり、松が優勢になる。
それを半額でかつMS-DOSベースで開発された一太郎がシェアを奪う形で一太郎が浸透した。
この時期のワープロは日本人が業務用向けに作ってることもあって、すごく使いやすかったそうな。

海外勢が来るのはマイクロソフトの91年。
業務用では一太郎が根付いてしまったし、一太郎使ってた年代の人が偉くなってしまったから、なかなか若い人が馴染んでいるワードへ移行できない時期が続いてたり、続いてるところがあるみたい。

ワープロ系のソフトの原型は「タイプライター」になる。ところが、日本語入力する場合は、「そのまま」という訳にはいかない。
「和文タイプライター」の場合は、ひらがな・漢字・カタカナすべてを網羅しないといけないから。2000以上のボタンが必要になる。
物心がつく頃には家庭用パソコンがあった世代には信じがたいことだが…そんな嘘みたいなタイプライターが実在する。
だから、英語みたいに「タイプライターをそのまんまパソコンの画面に落とし込んだらいい」という訳にはいかない。
変換の機能が必要だったり、その変換の内容が正しくないと使い物にならない。このこともあって、業務用では一太郎が浸透している時間が長くなった。

最後に、一太郎とWordの使い勝手やシェアの問題とは関係ない国民性の問題についても話しておきたい。
日本人は一度浸透してしまうと変えない
例えば、Internet Explorerを20年使い続けているのは世界でも日本人ぐらいだし…。
Googleの方が使いやすいと言われても、長らくYahooを使い続けていたり…。
OSだって、サポートが切れるギリギリまでWindowsXPに固執していた。
だから、オフィスソフトもクラウドの時代になって、GoogleやAppleのものを使っても問題ない時代になってもWordや一太郎を使い続ける人がとにかく多くなっている。
https://tm2501.com/kanchou_ititarou_mondai

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