【経済】「日本は負けた」系ニュースが急増しても事実を認めない人々 [田杉山脈★]

名刺は切らしておりまして

鄧小平が手本とした韜光養晦（能ある鷹は爪を隠す）の宗主国である日本は、これといった司令塔もおらず、長期戦略もないにもかかわらず、社会運営が上手にできている。
GDPに基づく経済成長率は低いが、個人金融資産等の伸び率は順調で、その背景には科学技術やアドミニストレーションに関わる進歩があって、そういったテクニカルな分野における成長はしている。

GDPだけの指標で社会全体の経済成長を判断してはいけないし、それなりの人々は、失業率、物価上昇率、生産指数、物的労働生産性等様々な指標を検討し、日本経済をきちんと把握しておられる。
とは言うものの、実質所得の減少は大きな問題点である事は認識しており、今後の課題であることも分かっている。

そういう事が分かっている人は、日本経済下げの記事が出ていてもそれほど気にしないし、対外的にはむしろ容認している面がある。
最近日本経済下げの記事が多くなっているのは、コロナ禍の中で日本社会の安定性が世界的にクローズアップされてきている事が影響しているのではないかと思う。

地震、台風等の天災、疫病、世界的な経済危機があっても、頼りない統治権力がカジ取りしていても、日本経済は全然びくともしない。
ＧＤＰ経済成長率は低く、国民貧困化していると思わせないと、色々と集って来る連中がどんな要求を突き付けて来るか分からないから、こんな記事でもニーズはある。