2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【社会】不測の時代の良い会社 まだPDCAですか [田杉山脈★]

395 :名刺は切らしておりまして:2020/08/16(日) 18:21:51.49 ID:ash3UUOs.net
一例を挙げれば、グーグルを傘下に持つアルファベットは4〜6月期業績が株式上場以来初の減収減益だった。「コロナ禍で広告が減ったため」と同社は説明するが別の要因、例えばZ世代(21世紀生まれ)といわれる層が個人情報保護や市場独占を理由に広告を忌避しているとみられる点を同社が見過ごし、効果的な対策を打てなかったとする見方も可能だ。米調査会社によれば、「広告ブロッカー」と呼ばれるアプリを使った広告排除の動きは年間1.5兆円を超す規模にも達している。

コロナ禍で存在感を増すGAFAも全知全能ではない。PDCAやOODAをやっているから良い会社ではもちろんないし、より新しい「アジャイル」「ソフトウエアファースト」などの先端的経営手法を導入したとしても不断の取り組みを欠いていれば、結果は同じに違いない。

もちろん、「現状を見極めること」は「慎重になりすぎること」ではないし、使うあてもなく資金を積み上げることでもないはずだ。サントリーホールディングスの新浪剛史社長は「社員と方向性を共有しつつ、経営者としてはプランA、Bを絶えずアップデートし、温めておきたい」と話す。攻めと守りは表裏一体であり、どちらに動くかは経営者の現状認識によるところが大きい。

韓国や東南アジアでは最近、事業売却や企業買収に果敢に動く企業が増えつつあるという。日本ではセブン&アイ・ホールディングスが米国で2兆円超の大型買収を決めた。背景には経営者が得た何らかの偶然の発見や変化の予兆があるのかもしれない。

不測の時代に予定調和はない。経営学者ピーター・ドラッカーは「未来についてわかるのは『未来はわからないこと』と『未来は現在と違うこと』の2つだけだが、未来の予兆はどこかに必ず存在する」と書いた。今後の「良い会社像」も見えない未来の予兆を感じ取る会社、例外や突然変異と敏感に向き合える会社ということになっていくのではないか。

総レス数 486
129 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200