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【海外移住】「私には若い奧さんもいますから」フィリピンで年金生活を送る「脱出老人」は幸せか

1 :田杉山脈 ★:2019/07/14(日) 18:51:42.93 ID:CAP_USER.net
「年金は毎月18万円もらっています。家賃も含めて生活費は10万円以内で暮らしていますが、十分幸せです。物価の安いフィリピンにいれば何も困りません。それに私には若い奧さんもいますから、ハハハハハ」

 スマホのスクリーンの向こうで、2日後に古希を迎える中澤久樹(69歳)さんが、豪快に笑った。少し日に焼けた、健康的な肌に黄色いTシャツ、短パンというラフな格好で、「長袖や長ズボンは買わないから服にお金は使いません」とまた笑う。常夏の国、フィリピンの平均気温は27度だから、1年中、Tシャツと短パンでも平気だ。

一軒家の家賃は約1万6000円
 中澤さんは現在、フィリピン中部のセブ州マクタン島にある2階建ての一軒家で、40歳年下の妻、エメリーナさん(30)と6歳の息子と3人で暮らしている。家賃は8000ペソ(約1万6000円)。1階がキッチンに居間、2階は3部屋という間取りで、決して大きくはないが、3人で暮らすには十分だ。中澤さんは、私が書いた『脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』(小学館文庫)にて、最初に登場する「脱出老人」である。

日本では現在、年金をめぐる「2000万円問題」が騒がれ、7月の参院選の争点にまでなっている。その話に及ぶと、中澤さんは「話題になっているのは知っています」と言った上で、こう力説した。

「老後の生活の質はピンからキリまであるのに、一律にいくらと決めるのはダメだと思います。質素な生活ができる人もいるし、豪華な生活を望む人もいる。色々な価値観がある中で、老後の生活費を決めること自体がおかしいのではないですか? 日本での年金生活は大変かもしれませんが、物価の安い国なら十分満足に生活できますよ」

「生活費以外は、妻や子供のために貯金しています」
 麻生太郎財務相兼金融相が受け取りを拒否した金融庁の報告書には、夫婦の老後資金に「2000万円が必要」という試算が盛り込まれていた。3000万円が必要とする経産省の試算も明らかになり、老後への不安が高まっている。だが、支給年金の範囲内で生活している中澤さんのような海外移住組には、その金銭感覚がピンとこないかもしれない。特に中澤さんの場合は、老後の資金が必要どころか、年金の一部をこつこつ積み立てているというのだ。

「10万円の生活費以外は、妻や子供のために貯金しています。将来、土地と家を買って残してあげたいのです」

 金融庁の試算は、彼ら海外移住組には必ずしも当てはまらない。

金融庁の試算よりも年金支給額は少ないが……
 外務省の海外在留邦人数調査統計によると、平成29年10月1日現在、海外に在留する日本人の総数は約135万人。平成元年から倍以上に増えた。中澤さんのような永住者は、このうち約48万人で年々増加傾向にある。

 フィリピンの在留邦人数は1万6570人で、永住者は5423人と全体の3分の1を占める。

 中澤さんが出身の高知県からフィリピンへ移住したのは、今から8年前のことだった。その背景には、日本で送る老後への不安があった。

「仕事を引退して年金が下りるようになったらフィリピンに移住しようと思っていました。私の年金額は、一般的に言われる月額平均には及ばない。だから持ち家があっても日本では十分に暮らせないでしょう。それだったらフィリピン人の妻もいるから、持ち家を処分して物価の安いフィリピンで生活するのが一番良いなあと思っていました」

中澤さんはこれまで、漁師や建築関係、ガスの営業などの仕事に従事し、中でももっとも長く勤めたのはタクシー運転手だった。年金を支給され始めた時は、月額換算で12万円。65歳になって、エメリーナさんと子供の加給年金が加わり、現在の支給額は18万円に増えた。それでも金融庁が示した、年金を中心とした1カ月の平均収入21万円を下回る。中澤さんは持ち家を売り払ったため、日本で暮らすとしたら、余裕はほとんどないだろう。
以下ソース
https://bunshun.jp/articles/-/12564

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