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【経済】アベノミクス5年。「経済再生」には程遠いまま

220 :名刺は切らしておりまして:2017/12/21(木) 01:25:17.10 ID:Myei4tFA.net
>>219 226: [] 2017/12/20(水) 22:05:26.58 ID:ygD/LxcRO
>>1
狂った羅針盤 @2014/04
http://m.ameba.jp/m/blogArticle.do?guid=ON&unm=takaakimitsuhashi&articleId=11813126445

 それに対し、二つ目、「平均概念の潜在GDP」。

 過去の「平均的な労働や設備稼働率」に対応するGDPを意味します。

失業率で言えば、過去の平均失業率(自然失業率)の時点のGDPが、

潜在GDP(平均概念の潜在GDP)という話になるのです。

「んん・・・?」 と、思わない方が変です。

何しろ「自然失業率」とやらでは、完全雇用が達成されていないということになります。

潜在GDPとは、完全雇用下における達成可能なGDPのはずなのですが・・・・。

 本問題の裏には、新古典派経済学が「非自発的失業者を認めない」というややこしい問題があるのですが、

いずれにせよ平均概念の潜在GDPを使うと、潜在GDPが小さくなることで 

デフレギャップが「縮小する」か、もしくは消滅します。

以前は、日本銀行が「最大概念の潜在GDP」を用い、

内閣府が「平均概念の潜在GDP」でデフレギャップを試算していました。

ところが、2006年以降、日銀も平均概念潜在GDPを用いるようになってしまい、

現在の日本では 最大概念の潜在GDPが使われていません。

 上記の記事も、もちろん日本銀行が「平均概念の潜在GDP」でデフレギャップを試算したという話です。

平均概念の潜在GDPを用いると、

「実際にはデフレであるにも関わらず、デフレ対策を打てない」

「デフレギャップが消滅したにも関わらず、物価が下がり続けるケースがあり、

『デフレは総需要不足ではなく、貨幣量の不足が原因』

という誤った認識を正当化する」 などの問題が発生するわけです。

 それにしても、上記「二種類の潜在GDP」を知らないと、

日銀や内閣府の「デフレギャップが消滅した。もうデフレじゃないよ」

にコロッと騙されることになるわけです。

 情報の読み取り能力、すなわち「リテラシー」を高めようと繰り返していますが、

ここまで理解しなければ騙されるのです。

難儀なことですが、これからも誤りを指摘し続け、広ていくしかありません。

 狂った羅針盤で、日本経済にとって正しい処方箋を書くことはできないのです。

各種の狂った羅針盤は、早急に「正しい羅針盤」に変更しなければなりません。

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