【日銀】日銀の出口戦略「十分な手段がある」　黒田総裁

ののの ★

2017/5/16 15:07

　日銀の黒田東彦総裁は16日午後、都内のイベントで、資産を膨張させる非伝統的な金融政策の出口戦略について
「日銀は十分なツール（手段）を持っていると自負している」と話した。
日銀は過去にも量的緩和からの脱却を模索した時期があり、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）などと比べて多種多様な市場調節の手段を持っていることを
念頭に置いた発言とみられる。

　米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が主催したイベントで発言した。
黒田総裁は２期目への意欲について明言を避けたが、出口戦略の実行は次期総裁が誰になっても可能かと聞かれ「その通りだ」とも述べた。

　黒田総裁はドルについても言及。「米経済はかなり堅固な経済成長がみられるが、米国の金利やドルはそれほど上昇していない」と発言した。
トランプ米大統領はドルの上昇や貿易赤字について懸念を示しているが、
「（自由貿易が）大きなマイナスのインパクトを米国に及ぼすことはなかったと思う」と述べ、保護主義的な議論をけん制した。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO16452030W7A510C1000000/

【日銀】日銀の出口戦略「十分な手段がある」 黒田総裁

【日銀】日銀の出口戦略「十分な手段がある」　黒田総裁