【企業】米ウーバー、幹部の離反相次ぐ　不祥事続き不協和音

みつを ★

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ12HJU_S7A410C1TI1000/

　【シリコンバレー=小川義也】ライドシェア（相乗り）大手の米ウーバーテクノロジーズで、幹部の離反が相次いでいる。先月のナンバー2の辞任に続き、11日には広報部門トップの辞任が明らかになった。同社では今年に入って女性社員に対するセクハラや最高経営責任者（CEO）の暴言など不祥事が次々と表面化。経営陣の不協和音が漏れ伝わるなど、混乱が続いている。

　辞任したのは、2015年からウーバーの広報部門を率いてきたレイチェル・ウェットストーン氏。ウーバーに移籍する前は10年間、グーグルで広報部門のトップを務めていた。

　ウーバーは自己都合による円満退社と説明しているが、米メディアによると、ウェットストーン氏は危機対応などを巡ってCEOのトラビス・カラニック氏と衝突することがあったという。ウェットストーン氏自身は辞任の理由を明らかにしていない。

　ウーバーでは先月、昨年9月に米小売り大手のターゲットからCEOに次ぐポジションに迎えたばかりのジェフ・ジョーンズ氏が、カラニック氏らとの経営スタイルや信条の違いを理由に突然辞任。一連の不祥事が発覚して以降、複数の幹部が同社を去っている。

2017/4/12 20:00

【企業】米ウーバー、幹部の離反相次ぐ 不祥事続き不協和音

【企業】米ウーバー、幹部の離反相次ぐ　不祥事続き不協和音