【自動車】ホンダ、中国・武漢の新工場着工　販売回復で凍結一転

海江田三郎 ★

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ08H72_Y6A201C1000000/

ホンダは８日、湖北省武漢市で乗用車をつくる新工場の建設を始めた。同日、中国の合弁会社、
東風本田汽車（東風ホンダ、湖北省）が現地で起工式を開いた。約30億元（約480億円）を投じ、
中国での生産能力を約１割引き上げる。ホンダの中国での新車販売は好調。新工場を立ち上げ、拡大する需要を取り込む。
　武漢で３つ目となる新工場の敷地面積は120万平方メートル。年産能力は当初12万台で、
2019年前半の稼働を目指す。新工場が稼働すれば、ホンダの中国全体での生産能力は、広東省広州の輸出工場を
含め年125万台となる。武漢の第３工場では需要をにらみながら年24万台まで生産能力を拡張する計画だ。
　ホンダの八郷隆弘社長は「2016年のホンダの中国における販売は大変好調に推移しており、販売台数は
120万台に届く見込み」とのコメントを発表。「中国市場にはさらなる発展・成長の可能性がある」と強調した。
　ホンダは昨秋、中国の景気失速を受けて新工場の建設計画を見送っていた。ただ中国政府が
2015年10月に小型車減税を導入したことで市場が回復。一転して建設に踏み切ることになる。

【自動車】ホンダ、中国・武漢の新工場着工 販売回復で凍結一転

【自動車】ホンダ、中国・武漢の新工場着工　販売回復で凍結一転