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【PC】機能を全て盛り込んだのになぜ売れない!? ノートPCのデザインと使いやすさの関係

1 :海江田三郎 ★:2016/12/02(金) 19:11:50.50 ID:CAP_USER.net
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/30/news049.html

こんにちは、日本HPでPCの製品企画 を担当している白木智幸です。この連載では、
PCの周辺機器やPCパーツ、機構の仕組みなど、普段は脇役ともいえる部分に光を当て、
それらの素晴らしさや製品を選ぶときに気を付けたいポイントを紹介してきました。

今回は、製品を設計するコンセプトという、ものづくりの柱ともいえる部分に過去の事例を交えて迫ってみようと思います。
ところで、皆さんはノートPCの機能をてんこ盛りにすれば「売れる」商品になると思いますか? 答えは「No」です。
ユーザーとしては多機能なほうが便利と思うはずなので不思議に思うでしょう。
 まずは、イメージしやすい身近な製品で考えてみたいと思います。例えば、家庭用のエアコンを例に説明しましょう。
エアコンは室外機と室内機で構成され、中にはファンと熱交換器が入っています。実は、これだけで空気を冷やしたり、
あたためたりするためのエアコンに必要な基本部品はそろっているため、エアコンという商品は完結します。
 しかし、ユーザーは「寒すぎたりしないように制御してほしい」「風を部屋中に行き届かせてほしい」「
掃除が面倒なので自動でやってほしい」「空気をキレイにしてほしい」など、冷やしたりあたためたりするだけでなく、さまざまな快適機能を求めます。

 そこでメーカーは温度・人感センサー、風向ルーバー(サーキュレーション機能)、お掃除ロボット機能、
マイナスイオン発生機能など、快適さを向上する機能を搭載することでユーザーの声に応えています。
つまり、エアコンの場合は「快適さ=多機能」というコンセプトが成り立ちます。

 実際に各社のエアコンを見てみると、おおよそ上位のモデルは考えられる全ての快適機能を備えています。
そこからニーズの高い機能に絞り込んだ商品、最低限の装備を備えた商品という製品ラインアップが続きます。
 ここまで商品が多彩になると、どうやって選んだらいいのか悩むことも多いかもしれません。私なりの選定基準としては、
滞在時間や滞在する時間帯(昼・夜)によって性能にこだわる部屋、そうでない部屋と選ぶ商品のグレードを変えます。
滞在時間が長いほど、多彩な機能の恩恵を得やすいですし、夏の夜は一晩中つけていても冷えすぎない細かな制御が
できるエアコンを……と考えているからです。
 このように、エアコンは「多機能=商品性が上がる」という関係が見えてきます。

 さて、一例として挙げたエアコンの関係はノートPCにも当てはまるのでしょうか。例えばモバイルノートPCの企画をするとして、
ユーザーの要望を聞いてみると次のようなものがよく挙げられます。
 「外部機器をたくさんつなぐのでUSBポートを4つ、映像出力にはHDMIポートを1つ、まれに必要となるVGAポート(ミニD-Sub15ピン)、
LANポート、DVDドライブも必要、デジカメの写真を取り込むためにSDカードスロットも。数字の入力用にテンキーも欲しい」
 ――これらを満たせば確かに便利なノートPCが完成します。しかし、持ち運びしやすさという観点では商品としての
価値が下がる可能性があります。これだけ多くの機能を盛り込むと重く、厚さも分厚くなってしまうためです。
 実際に、私の会社でも法人利用での利便性を追求し、複数のUSBポート、VGAポート、LANポート、DVDドライブ、SDカードスロットなど
必要なポートを盛り込み、さらにメンテナンス性能や耐久性を備えて、その代わりに重厚感のある製品が存在していました。
 当然「全ての要求を満たしました!」と自信をもってご案内するわけですが、残念ながらお客さまからは「重い」「武骨だ」
「持ち運びにくい」という声が寄せられてしまいます。なぜでしょうか。

(続きはサイトで)

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