【資源】夕張市、石炭層に含まれる天然ガスの試掘を開始

海江田三郎 ★

http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20160916-OYTNT50000.html

夕張市で１５日、地下の石炭層に大量に含まれるとされる天然ガス「炭層メタンガス（ＣＢＭ＝コールベッドメタン）」の試掘が始まった。
　同市清水沢清陵町の現場では高さ約３０メートルのやぐらが組まれ、
地下９５０メートルまで掘り進めるための機材が設置された。鈴木直道市長が「試掘開始」を合図した。
　ＣＢＭの試掘は、市、地質調査のレアックス（札幌市）などが２か年かけて行う。
夕張には約７７億立方メートルのＣＢＭがあるとされ、国内で最も有望な炭田とみられている。
事業費は約２億３０００万円。試掘では地質調査やＣＢＭの含有量など様々なデータを集め、採算性の調査も行う。
　市はメロン温室での活用などに向け、２０１８年度から調査を予定。
鈴木市長は「４年越しでやっとたどり着いた試掘。安全第一で、このチャンスをしっかり生かし、地域活性化の起爆剤にしたい」と話した。