【不動産】那覇の１．３億円タワマン完売、購入者の約半数は県外在住者

海江田三郎 ★

http://www.asahi.com/articles/ASH9F7W8QH9FTIPE578.html?ref=mixi
　１６日に発表された基準地価によると、全体として下落傾向にある九州・山口の８県の中で
、福岡県の地価上昇ぶりが際だった。上昇した調査地点の実に約３分の２を福岡県が占めている。
経済が好調な沖縄も半数以上の地点が値上がり。「大胆な金融緩和」は、不動産投資の地域的な偏りを生んでいる。

３大都市圏で地価回復続く　地方都市は多くが値下がり
■購入者の約半数は県外在住者
　沖縄のランドマーク・タワー・ライフ――。そんな触れ込みで販売された那覇市内の地上３０階建て高層マンション
「リュークスタワー」には、引っ越しのトラック数台が止まり、慌ただしく荷物が運び込まれていた。２０１３年にできた西棟に続き、
今年５月には東棟が完成。ともに３３８戸があり、東棟は今月から入居が始まったばかりだ。
　最高値の部屋は約１億３千万円。当初は「本当に埋まるのか」と危ぶむ声もあったが、売り出すと最高１７倍という人気ぶりで、想定より１年早く完売した。

　西棟に住む６０代の男性は昨年、東京から移住してきた。会社を退職して２ＬＤＫの部屋を３５００万円で買った。
「思ったより安かった。台風は大変だけど買い物も便利で住みやすい」

　開発した大和ハウス工業によると、購入者の約半数は首都圏など県外在住者だという。
　那覇市の不動産会社は現在、沖縄県庁近くにマンションを建設中。わずか２カ月半で完売し、
担当者は「２年前に土地を取得したが、今ならもっと高い値段だっただろう」と話す。

　もっとも、過熱気味な不動産市況に、地元の不動産関係者からは、「元々売られる土地が少ないうえ、
県外資本が我々の相場より高値で持って行ってしまう」と不満も聞こえてくる。（柴田秀並）

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http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=126723