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【自動車】日産、EV用バッテリー生産の縮小検討 外部委託も視野 2014/09/15
- 1 :北村ゆきひろ ★:2014/09/15(月) 22:18:54.77 ID:???.net
- 日産自動車のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は、電気自動車(EV)で主に使われるバッテリーの
生産縮小に向けた準備を進めている。事情に詳しい関係筋が明らかにした。
日産・仏ルノー(RENA.PA: 株価, 企業情報, レポート)連合の関係筋2人によると、計画では、
米国と英国での電池生産が段階的に終了となり、日本国内の工場で次世代電池の生産が規模を縮小して続けられる。
日産はまた、ルノーと同様に、今後発売される一部のモデルで韓国のLGケムから価格が安いバッテリーの
供給を受ける可能性がある。
1人の幹部は匿名を条件に、「われわれはバッテリー製造でリーダーとなることを目指したが、
実際は考えていたよりも競争力がなかった」と述べた。「価格と性能の両面から言えば、われわれは
LGに6カ月から1年の後れを取っている」とした。
関係筋によると、日産とルノーによる調達の集中的な見直しに続き、英サンダーランドおよび
米テネシー州の電池工場についての決定が来月予定されているという。
別の関係筋は、「ルノーは明らかにLGからの調達の拡大を望むし、日産のエンジニアは社内(生産)
の維持を望むだろう」と指摘した。
ルノー・日産連合の広報担当、レーチェル・コンラッド氏は、同連合が「EVプログラムに依然として100%
コミットしている」と述べ、バッテリー投資について損失処理は計画していないとした。
コンラッド氏はまた、「バッテリー調達の配分の変更について何らかの決定をしたという事実はない」と言明した。
ただ、関係筋によると日産はすでに電池生産で提携しているNECと調達先を2つに増やすために
交渉を行っている。日産はこれまで、全てのEVバッテリーを自社生産していた。
検討されている選択肢の1つは、日産が海外の電池工場で生産を停止するのに伴い、
LGがそのうちの1カ所で生産に向けて投資するというもの。ルノー・日産連合はまた、中国で将来発売する
EVについてLGにバッテリーを供給してもらうため交渉している。
同連合は2社のCEOを兼務するゴーン氏の下で主要な競合相手よりも積極的にEVに投資を行い、
2009年に40億ユーロ(52億ドル)の投資を表明している。日産とNECは神奈川県座間市の電池工場や
電極生産に230億円を投じている。
ただ、調査会社IHSオートモーティブによると、世界のEV販売は2020年になっても100万台に届かない見通しで、
自動車市場全体の1%にも満たないと見込まれている。ゴーンCEOが予想している需要の1割だ。
ゴーン氏は、ルノー・日産連合のための追加的なバッテリー生産拠点は断念し、日産とNECの合弁会社、
オートモーティブエナジーサプライ(AESC)での生産に絞った。AESCの生産能力はEV22万台分で、
ルノー・日産連合が昨年販売したEVの台数である6万7000台を大きく上回っている。
余剰となっているバッテリーは今後発売が予定されるハイブリッド車での使用が見込まれるが、
使われるバッテリーの数はEVよりも少ない。
関係筋によると、日産は、実際の販売にかかわらずEV「リーフ」22万台分のバッテリー用電極を同社が
購入すると規定するNECとの契約について、変更を求めている。
米テネシーや英サンダーランドでLGによる生産や他の活動を可能にするにも、NECの合意が必要となる。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HA10Y20140915
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