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【出禁の】旧民主党系等研究第1345弾【野望】

381 :高千穂 ◆VyZKkSDatc :2022/05/08(日) 00:48:19 ID:M16sLkRy.net
21世紀に日本を「戦争のできる国」にするのはバカげている(三枝成彰)

 21世紀はもはや“戦争の世紀”ではない。プーチンのようにマッチョイズムを信奉し、「強い指導者」たらんとする政治家は、どんどん取り残されていくだろう。どのような理由があろうと、他国の領土や主権を蹂躙(じゅうりん)することなど、あってはならないからだ。

ロシアのウクライナ侵攻は米軍のイラク戦争とどう違うのか

 ご存じだろうか? 世界各国の「幸福度ランキング」におけるトップ10のうち5カ国は、女性が政治のリーダーを務める国々である。
 国連関連のNPO「持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)」が毎年発表する「世界幸福度ランキング」は、GDPや社会的支援、健康寿命、個人の自由度などの視点から150カ国以上の国民の「幸福度」を順位で示している。
 それによると1位はフィンランドで、2位のデンマークからアイスランド、スイス、オランダ、ルクセンブルク、スウェーデン、ノルウェー、イスラエル、ニュージーランドまでがトップ10だ。そのうちフィンランド、デンマーク、アイスランド、スウェーデン、ニュージーランドの5カ国は大統領、首相ら国を率いるリーダーがいずれも女性だ。
 G7諸国の順位はどうか。ドイツが14位、カナダが15位、アメリカが16位、イギリスが17位、フランスが20位、イタリアが31位。それに対して日本は54位で、毎年そのあたりにとどまっている。先進国のなかではお粗末な結果だ。ちなみにロシアは80位。
 もうひとつランキングを挙げよう。「世界経済フォーラム」の「ジェンダーギャップ指数」だ。これは政治・経済・教育・健康における各国の男女の格差を調べたもので、ここでもアイスランドやフィンランドがトップにランクされている。昨年、日本は156カ国中120位。102位の韓国、107位の中国を下回る。ロシアですら81位だ。
 女性が思うように活躍できる社会の仕組みが整っている北欧諸国は、そうでない国に比べて国民の幸福度においても上回っているということだろう。
 社会福祉が手厚い国は税金が高いし、北欧諸国はいずれも小国だ。人口も気候風土もまったく違うので、一概にどちらがよいという比較はできない。だが、男女に平等な機会が保障され、弱者にも優しいかの国々を見るにつけ、旧態依然とした男社会の論理がいまでもまかり通っている国は、早晩行き詰まる気がする。
 その最たるものがプーチン率いるロシアだ。親ロシア派が率いるウクライナの一部地域を勝手に独立国と認め、彼らを守るために集団的自衛権にのっとって武力発動したのだというが、それは世界の承認するところではない。
 4月の自民党安全保障調査会の提言で「敵基地攻撃能力」の文言が「反撃能力」に言い換えられた。敵国の攻撃を防ぐための先制攻撃を認め、攻撃対象を基地以外にも広げようとするものだ。
 安倍元首相も防衛予算をGDP2%(約11.2兆円)まで引き上げろという。2022年度予算の0.96%=5兆4005億円(NATO基準の換算で1.24%)を増やし、日本を戦争のできる国にしたいらしい。
 いくら軍備を増強しても、国土の小さな日本が、国土が広大なロシアや中国に勝てるはずがない。かつて日本は日清・日露の戦果に増長し、軍国主義への道を歩んだ挙げ句、国土が日本の26倍という米国に敗れた。歴史を見ても、ナポレオンもヒトラーもロシアの広さに負けた。中国は広すぎて制圧できないし、米国に一度も他国による本土攻撃がないのは広さのせいだ。広い国土はそれ自体が最大の守りだ。大きな国とは戦争できないのだ。
 この国の政治家たちが時代遅れの“力の信奉者”になるのはバカげている。頭を冷やして現実を冷静に見るべきだ。(三枝成彰/作曲家)

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