【あの時君はバカだった】蓮舫民進党等研究第151弾【BAN BAN BAN】

218 ：日出づる処の名無し：2017/03/03(金) 12:25:29.51 ID:PeKFNSIf.net

>>217

◆「アジェンダ2010」を巡るねじれ現象

では、そのシュルツ氏がいったい何を選挙の目玉としているかというと、
今、盛んに叫ばれている貧富の格差の解消だ。

90年代から加速したグローバリズムは、文字通り世界規模で、
富める人をさらに豊かに、貧しい人をさらに貧しくした。貧しい人の割合も増えている。

2016年1月に、貧困と戦う団体オックスファムが発表したデータによれば、
世界で一番豊かな人間62人が所有する富は、世界の貧しいほうの半分にあたる36億人の
所有する富よりも多いそうだ。また、2015年を機に、世界の富裕層の上部1パーセントの
人間の所有する富が、残り99％の人間の所有するもの全部を合わせたよりも多くなったという。

いずれにしても、歴史始まって以来、今ほど貧富の差が広がったことはなかった。
この傾向は、ドイツの連邦統計庁も確認しており、ドイツでも格差は広がりつつある。
オックスファムのトビアス・ハウシルド氏によれば、
「我々は、超富裕層のために規則が作られた世界で生きている」のである。

また、興味深いのは、シュルツ氏が「アジェンダ2010」を見直そうとしていることだ。

「アジェンダ2010」というのは、2003年、当時のSPDのシュレーダー政権が
緑の党との連立で断行した大規模な労働構造改革だ。

当時のドイツはいろいろな意味で衰退していた。
最大の原因は、1990年の東西統一の後遺症から立ち直れなかったこと。
統一で領土と人口が増え、その分消費が活性化されて好景気になるかと思ったら、
期待は大外れ。旧東独の経済崩壊は皆の想像を超えており、
統一ドイツ全体を奈落の底に引きずりこんでしまった。