【ノラリー・】蓮舫民進党等研究第14弾【クラリントン】

日出づる処の名無し

【寄稿】北欧の移民政策、米国が学ぶべき教訓
スウェーデンは失敗し、ノルウェーは成功した。トランプ氏と共通点があるのはどちらか
By TOM COTTON and MIKE POMPEO
2016 年 9 月 28 日 10:53 JST

　われわれは最近、ノルウェーとスウェーデンを訪問した。欧州の移民危機への理解を
深めるためだ。現地で見聞きしたことは、米国の移民問題にも重要なヒントをもたらした。

　過去2年間に150万人以上が欧州に移住した。多くはシリアやイラクなど戦渦に
巻き込まれた地域の難民だ。貧困を逃れるために脱出した経済移民も多い。これら大量の
難民・移民が欧州社会を圧迫し、ポピュリスト政治家が勢いづく要因となっている。

　北欧のノルウェーとスウェーデンは経済状況や人口動態が似ているものの、
移民政策では正反対のアプローチを取った。その結果もまったく異なる。

　ノルウェーは2015年に「厳格だが公正」だとする移民政策を導入した。
強制されたわけではないが、他の欧州諸国から8000人の移民を受け入れることに同意した。

　自由なルートでの移民流入を食い止める措置も講じた。国境にフェンスを設けて国境
管理を厳しくする一方で、居住権を与えるまでの待機期間を延長し、資格がない移民は
本国に送還した。移民への給付金を減らし、近隣国と水準を合わせた。ノルウェーは
外国で広報活動も行い、戦争または迫害の恐れがある移民以外は送り返すと警告した。

　結果はどうなったか。
ノルウェーの難民申請件数は2016年1～3月期に2015年10～12月期より95％減少した。

　ノルウェーは決して冷酷なわけではない。同国は数十年来、難民を温かく迎えており、
外交政策では紛争解決と人道援助を最優先している。ただノルウェー国民は、国境開放政策に
よって自国の資源が圧迫され、入国したばかりの他の移民が社会に溶け込む妨げとなり、
ノルウェーの文化や国民性を守るという正当な望みが難しくなることを理解している。