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【イオン組】岡田民主党等研究第109弾【学級崩壊】

327 :日出づる処の名無し:2015/01/29(木) 07:07:48.02 ID:i9HNAfTR.net
天声人語
http://www.asahi.com/paper/column.html?iref=com_gnavi
15年前に見た映画を思い出している。題名は「スペシャリスト――自覚なき殺戮(さつりく)者」。
元ナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンは先の大戦中、ユダヤ人らを強制収容所に送り込む専門家だった。
彼を死刑としたイスラエルでの裁判の記録映像に基づくドキュメンタリーだ

▼大虐殺に関わり、「人類の敵」と指弾された男は一見、神経質な役人にしか見えない。
自分は上からの命令に服従しただけだから、自分に責任はない。彼は法廷でそう繰り返す。
犯罪の巨大さと人間の卑小さとの落差に驚いたものだ

▼収容所から生還したイタリアの作家プリーモ・レーヴィも書いている。親衛隊員や獄吏は怪物ではなかった。
顔も頭脳も意地悪さも普通だ。狂信者もいたが、多くは無関心か、罰を恐れているか、出世したいか、あまりに従順だったかだ、と

▼ドイツ系ユダヤ人の政治哲学者ハンナ・アーレントは、前世紀の惨劇の底に「凡庸な悪」を見た。
平凡な人間たちが皆、思考を停止し、周囲に同調して悪魔の所業に加担した。恐ろしいからくりである

▼ポーランドのアウシュビッツ強制収容所が解放されて70年がたった。おとといの式典では85歳の元収容者が演壇から訴えた。
「傍観者になるな」。自分で考えよ、凡庸な悪に陥るな、という戒めと聞こえた

▼記憶の継承が危ぶまれるなか、世界には憎悪や排斥、暴力が再び広がる。
日本にとっても、「一億一心」の同調圧力の下で戦争に突き進んだ経験を確かめ直したい節目の年である。

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