【アズレン】アズールレーン Part7001

ある所に指揮官がいました。
指揮官のママは一人ですが、どういうわけなのか、ママを主張する女子が二人いました。
双方共に「わたしこそがこの子のママよ」と、頑として引かない様子です。

二人の争いはとうとう収まらず、陛下の前でついに白黒付ける事になりました。
陛下は二人にこう提案しました
『指揮官の腕を一本ずつ持ち、それを引っ張り合いなさい。
　勝った方をママと認めよう。』
その言葉に従い、二人のママは指揮官を引っ張り合いました。
当然ながら引っ張られた指揮官はただではすみません。たまらず「痛い、痛い！」と叫びました。
すると、その声を聞いて哀れに思ったのか、片方のママが手を離してしまいます。

引っ張り合いは終わり、引っ張りきった方のママは指揮官を嬉々として連れて行こうとします。
が、陛下はこれを制止します。
『ちょっとまて、その子は手を離したこちらのママのものだ』
引っ張りきった方のママは納得がいきません。なんせ、自分は引っ張り合いに勝っているのですから。
当然、こちらのママは食い下がりました。しかし陛下は
『わたしは「引き寄せた方が勝ち」などとは言っていない。
　それに、本当のママなら、指揮官が痛いと叫んでいる行為をどうして続けられようか』
と言いました。
陛下は、ママの持つ愛情をしっかり見切ったのでした。
指揮官は腕の骨がバッキバキになって再度入院、ロイびはまだまだ続けられるしこれにて一件落着