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【明日方舟】アークナイツ Part2841

712 :名無しさん@お腹いっぱい。 (スプッッ Sd43-I68V [49.98.12.156]):2023/02/09(木) 04:40:27.42 ID:X84ERrnzd.net
…ろ。起きろ、ドクター。
目は覚めたか?それともまだ夢の中か?酷くうなされていたようだが。……結構だ。
では私がたった今説明したことを復唱できるか。
いいか。君が連日の危機契約任務によって困憊していることは承知している。だが、その任務の結果を左右しかねない情報を聞き漏らすのには感心しない。
もう一度だけ説明するぞ。
サルゴン北部の砂漠地帯はパーディシャー達によって独立統治されている。
彼らは様々な国・企業から傭兵を雇い、更にはその傭兵が所属する陣営すらも頻繁に入れ替わる。
つまり一般的な推論に基くならば、彼らには敵味方を簡便に識別する符号が必要ということだ。
目印を身につけることは妥当とは言えない。
戦場に転がっている遺体から奪えば容易に偽装が可能だからだ。
合言葉や暗号の類もまた現実的ではない。
漏洩リスク、そして頻繁に符牒を更新するコストを考慮すると難しいものだ。
では、パーディシャーらは如何にして傭兵の敵味方を識別しているか。
ごく簡単なことだ。「識別しない」。
傭兵が契約通りに働いてくれるなら構わないし、誤射しても契約金を払わずに済むだけだ。
姿を正確に見分けていないが故のメリットは他にもある。
君にも身に覚えがあることだろう、ドクター。
君は常夏のビーチでさえ素肌を見せず覆面を被り、素顔を見せることは決して無い。
仮に君が殉職したとしても、"代理"の人間を立てるのはそこまで難しい話ではない。
危機契約任務に困憊していることは承知している、と先ほど言ったはずだ。
君が命を落としても一切問題ない。君の思考ルーチンはPRTSが学習済みだし、「君に成りたがっている」者は幾らでもいる。
だから君は安心して目の前の作戦に集中してくれ——————…
………………。
…ろ。起きろ、ドクター。
目は覚めたか?それともまだ夢の中か?酷くうなされていたようだが。……結構だ。
では私がたった今説明したことを復唱できるか。

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