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【明日方舟】アークナイツ Part2710

174 :名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 0fb1-hhIq [126.75.124.33]):2023/01/03(火) 21:54:18.04 ID:VOmSVbGP0.net
「これが……貴殿の日常なのか?このような品のない書き込みを繰り返すことが?」
いつものように理性を失いソファに掛けネット掲示板に不毛な書き込みをしていた時、不意に背後から声を掛けられた。
悲劇に相見えた青年、エーベンホルツ。
一人沈む姿を見かねて気分転換になればと秘書を頼んでいた彼の表情は、人の端末を覗き見た罪悪感と得体の知れない物を見た困惑で綯交ぜになっていた。
「こ、これは……違うんだ、エーベンホルツ」
「……いや、失礼した。勝手に手元を盗み見るなど、こちらこそ品のない行為だったな」
罪悪感が勝ったのか、申し訳無さそうな顔になる。彼は真面目だ。
「私は何もしないぞ」などと言いつつ、普段は私の仕事をジッと見つめて学びを得ようとしていたり書類整理の手伝いなようなことをしたりしている。(大概いい結果にはならないのだが)
「説明させてくれ、エーベンホルツ。これは、その……ストレス解消というか、理性を保つために皆がやってることなんだ」
「ドクター、私が世間知らずだと思ってバカにしているのか? 皆がやってるなどと、そのような者は見たことがないぞ」
途端に不機嫌そうに顔を顰めた。貴族の上品な振る舞いが抜けないエーベンホルツだが、こういう表情の時は年相応の少年に見える。
「それはそうだろう。皆こうして密かにやってることだからな。それにこれは貴族や上流よりは平民向けの行為だ」
「なに、平民向け? ……ふむ、ならば今後は私もそういった行為を覚えたほうがいいのかもしれないな」
スルリと身を翻しエーベンホルツが私の隣に座る。ソファがギシリと二人分の重さに悲鳴をあげた。
まだ幼さの残る端正な顔が、呼吸の音が聞こえるほど私の耳元に近づいてくる。キラリと好奇心に輝く視線が、私の手元に、心赴くままに垂れ流していた下卑たレスに注がれる。
「ケルシコ、スズシコ……ふむ、皆が書き込んでいるこれは、挨拶? シコる、シコった……なにかの行うということか? シコという音が共通しているが関連があるのか?」
あぁ、読み上げないでくれ……。羞恥に顔が染まる。
前述の通り、私の理性は切れかけている。この美少年が隣に座り、私と顔を寄せ合い、耳元でシコシコ言われては……。
「ドクター、差し支えなければ私にこの行為をご教授願えないだろうか」
微笑む彼を見て、私の頭の中で何かがプツリと切れる音がした。

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