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Fate/Grand Order まったりスレ3162

774 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2018/03/03(土) 14:31:16.24 ID:ubcAHfBu00303.net
>「は――――、くっ――――!」
>鈍重で鋭利。
>即死性はなく、だが死に至る毒を帯びた突起物。
>それがこの攻撃の全てだった。
>拳は躱せないものの、威力はそう大きくない。
>だが―――受ける度に、痛みで意識が停止する。
>その僅かな隙をつき、根こそぎ意識を刈り取ろうと後頭部に食いつく一撃は、死の鎌を連想させた。
>「っ・・・・・・・・・・・・!」
>それを直感だけで回避する。
>―――腕や胸を狙う一撃はいい。
>だが頭――――後頭部を打たれては倒される。
>それ故、セイバーはその一撃にだけ神経を集中する。
>剣を素手で止める怪人。
>初体験とも言える奇怪な攻撃方法を前にして、彼女が頼りにするものは己が直感だけだった。
>「―――よく躱す。未だ混乱しているというのにな」
>敵の腕が止まる。
>その構えは、拳と同じく岩のように不動。
>「―――なるほど。眼がいいのではなく、勘がいいという事か」
>「――――!」
>男の体が動く。
>繰り出される一撃は何が違ったのか。
>確実に致命傷を避けていたセイバーは、その一撃を躱せなかった。
>「あ――――」
>意識が落ちる。
>後頭部に落ちた衝撃が脳を犯す。
>「く――――!」
>それでも両腕を上げた。
>男の攻撃では彼女の鎧を突破できない。
>ならば―――男が狙うのは、剥き出しである彼女の顔だ。
>セイバーは両腕をあげ、自らの顔を守る

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