アンジュ・ヴィエルジュ 初心者質問スレ Part2

11 ：名無しさん＠お腹いっぱい。：2015/04/12(日) 17:02:53.76 ID:uQg3Rdpk.net

本拠地、ビヨンドスタジアムで迎えた黒翼戦
先発niri が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
2chに響くファンのため息、どこからか聞こえる「アンジュ四天王の面汚し」の声
無言で帰り始める選手達の中、3代目リーダーアスメトンは独りベンチで泣いていた
アンジュで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のビヨンドで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」アスメトンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、アスメトンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってエナジー収集をしなくちゃな」アスメトンは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、アスメトンはふと気付いた

「あれ・・・？2chが盛り上がっている・・・？」
ベンチから飛び出したアスメトンが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにビヨンドの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするアスメトンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「アスメトン、EVE決勝だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったアスメトンは目を疑った
「タ・・・ターラブ？」 　「なんだ社畜、居眠りでもしてたのか？」
「L・・・LIL？」 　「アスメトン…寝落ちしてがぢ丸さんにまた絞られたのか？」
「しぽさん・・・」 　アスメトンは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
１番：カッシュ　２番：LIL　３番：SCRD　４番：ターラブ　５番：しぽ　６番：アスメトン　７番：kurumaza　８番：すこってぃ　９番：がぢ丸
暫時、唖然としていたアスメトンだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
たいがーからグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走するアスメトン、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっているアスメトンが発見され、じぇーにゃとのぞみんは病院内で静かに息を引き取った